探偵社のHPでやたらと『悪徳探偵社』というワードが登場する理由は?

HOME > ニュース > 初心者向け 探偵会社の選び方と基本情報 > 探偵社のHPでやたらと『悪徳探偵社』というワードが登場する理由は?

探偵社のHPでやたらと『悪徳探偵社』というワードが登場する理由は? - 2015.08.02(日)

探偵社のホームページを見ると、必ずといって良い程見る一文があります。

『悪徳探偵社に注意を!』
『悪質な探偵社の特徴!』

実際に調査員として数社の探偵社で働いてきた私としては、はじめは何故この様な一文が必ずホームページに記載されているのか解りませんでした。

なぜ、同業者を批判する必要があるのか?
悪徳探偵社への注意を促すよりも、自社のサービス内容をまだ見ぬ顧客にプレゼンした方が良いのではないか?

しかし、この一文には業界のコンプレックスと、探偵業界の暗部と、業界の叶わぬ願望が含まれているのです。

探偵業界の社会的イメージの悪さ

探偵業界の一般低な社会的イメージは『胡散臭い』『怪しい』『怖い』です。

実は探偵業を行っている人々の大半がこうしたイメージで多くのデメリットを負っています。

特に探偵社の経営者は『社会的イメージが上がれば、もっと収益が上がるはずだ』と考えている人も多いので、業界のイメージアップのために様々なアクションを起こしています。

実際に居る悪徳業者

実際に探偵業界には多くの悪徳探偵社がいます。
毎年行政処分を受ける探偵社は数十件と存在しますし、大変数は少なく表ざたにはなりませんが、中には暴力団が経営する探偵社だって存在します。

しかし、本当に探偵業界のイメージは悪徳探偵社のせいなのでしょうか?

他業種でいえば、警備業や建設業などは探偵社とは比にならない程多くの行政処分業者が毎年発生していますし、運送業界は業界内の労働環境整備も整っておらず、毎年行政処分のオンパレードです。

それに、暴力団が主にありとあらゆる会社を所有していますし、飲食業から建設業、IT企業に金融に販売、小売店、貿易、行政書士、弁護士、不動産、ホテル、病院などありとあらゆる業界に手を伸ばしているのです。

つまり、悪徳探偵社や暴力団と、業界イメージの悪さは殆ど関係無く、調査業そのもの仕事がイメージの悪さの根源なのです。

イメージ改善のための悪手?

当サイトでもかつては『悪徳探偵社の見分け方』など、お決まりの記事を載せた事がありましたが、最近になって探偵業界系のサイトがこうした文章を載せる事自体があまり良い事では無いと解りました。

探偵業はそもそも業務内容が怪しいため、イメージの悪さを払しょくするためには『自社は優良である』という宣伝を他業種よりも強く行わなければならならず、そのスケープゴートとして『悪徳探偵社』が利用されている訳です。

しかし、どの探偵社のサイトや多くのサテライトサイト、ポータルサイトにもこの『悪徳探偵社』や『悪徳探偵社の見分け方』などの文章が載ってしまっているために、一般の方からすればこのようなイメージが根付いてしまっています。

「探偵業界って、そんなに悪徳探偵がいるんだ・・・」

しかし、実際に行政処分を受けた探偵は他業種に比べても平均低な数であり、訴訟などで負け損害賠償を支払った探偵社などは殆ど存在しないのです。

015294まとめ

現在の探偵社の宣伝方法は、まるで自分達の首を絞めてしまうように感じます。

他社との格差を図ってイメージアップをするのも良いですが、探偵社同士がより団結を強め、業界全体のイメージアップを図った方が個々の探偵社にとっても遥かに有益な宣伝を打てるはずです。

そのためには、業界全体をまとめる様な大きな団体や、正しい知識を業界全体に伝えられる様な力強いメディアコンテンツが必要なのかもしれません。