行方不明者が発見、しかし遺体で見つかる【柏木さん行方不明事件】

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行方不明者が発見、しかし遺体で見つかる【柏木さん行方不明事件】 - 2016.03.31(木)

平成24年から行方が解らなくなっていた元飲食店従業員の女性・柏木佐知子さん(当時26歳)が島根県松江市の川のなから発見されました。

発見時の状態は、川の中で柏木さんのものと思われる乗用車の中から遺体が発見されています。遺体の損傷は激しく、車両の後部座席に頭部と胴体が別れて発見されており、白骨化が進んでいました。

また、遺体近くには見につけていたネックレスや携帯電話も発見されています。

車の状態はフロントガラスが破損。しかし、その他の部分に目立った損傷は認められません。
また、発見された場所の川の対岸は柏木さんの自宅でした。

この様な状態であるため、事件には様々な不審点が多いので、この事件について詳しくまとめてみます。

柏木さん行方不明事件

・退店

柏木さんが失踪したのは平成24年9月27日。その日、飲食店での勤務を終えた柏木さんが店を出たのが午前5時頃。
この時、柏木さんは男性2名と店を出て他の店に向かっています。

・駐車場での口論

駐車場の防犯カメラにはその夜、柏木さんと思わしき人物が駐車場内に入ってきた様子が捉えられていました。

防犯カメラには、柏木さんは一緒に店を出た男性1名と一緒に駐車場に入ってきた後、駐車場で他の女性1名男性1名と口論になっている様子が映っていました。

口論の理由については解りませんが、その場では口論のみに留まり、特に激しい争いがあった様子は捉えられていません。

その後、男性1名と柏木さんが車に乗り、自宅とは反対方向に向かって走行していた様子が捉えられています。

・その後の行動

一緒に乗車していた男性の証言によれば、男性は柏木さんに車で家にまで送迎されたようです。

その後、柏木さんは自宅に帰ったとものと思われましたが、その直後から行方が解らなくなってしまい、居場所については不明となっています。

柏木さんの周辺状況

9月26日午後9時10分ごろ、柏木さんは友人とLINEを使用してメッセージのやりとりを行っています。

LINEの文面は、同月30日に遊ぶ予定だった友人にあてたもので、ソフトクリームを作るための機械を友人に渡すことを告げて、訪問前にソフトクリームを作って冷やしておいて欲しいと頼んでいます。

その後、メッセージに対して友人は午前2時頃に返信したものの、既読通知は付いていません。

さらに、失踪前の状況については普段の生活に特に変わった点は無く、勤めていた飲食店の店長も『普段と特に変わらなかった』と証言しています。

さらに、無断で連絡が取れなくなる事もなく、店長も『最も信頼している店員』と評しているため、自分の意思によって行方不明となることは考えにくいことでした。

また、柏木さんが使用していたFacebookでは同年11月から東京でネイルの勉強をするという発言をしています。同居先も友人宅に確保しており『カフェなどでアルバイトをしながら勉強してみたい』と発言していたため、自殺の線も考えにくいのです。

捜索活動で判明した点

柏木さんが失踪した後、知人宅付近の河川の渕の車止めに車が川に落ちた様な痕跡があったため、ダイバー等を使って捜索活動が行われました。

ところがこの時、車の発見には至らず捜索活動は中止。
行方不明の捜索は河川への転落の線から移り、SNS上に捜索願が出されるなどしました。

しかし3年後の平成27年8月9日になり、ようやく捜索活動にソナーが導入され、川の底に沈んだ車を発見したのです。

疑問点

この事件では失踪後に車がすぐに発見されなかった点にかなり疑問が残ります。
また、写真などで確認した転落地点の位置にしても、誤って転落するにしては不可思議な場所です。

その後の捜査の進展によって、車が転落した理由について調査が進み、事件の全貌が解明されなければ柏木さんの無念は晴らされないかもしれません。