遺体を人形にしていた!?ロシアで逮捕されたリアルマッドティスト

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遺体を人形にしていた!?ロシアで逮捕されたリアルマッドティスト - 2016.03.21(月)

みなさんは『マッド・サイエンティスト』をご存知でしょうか?
かつての探偵小説の世界では、“狂気の天才”と呼ばれた人間たちがいて、フィクションの世界の名探偵と戦い続けてきました。

さらにその流れは映画へと移り、B級映画を中心に様々な怪物や異形を作り出す狂気の天才たちが、人間の持つ知識や好奇心の罪悪のアイコンとして描かれ続けてきたのです。

ところが、そのようなフィクションじみたマッドサイエンティストが現実世界に現れたのです。

彼の名前は『アナトリー・モスクビン』。
世界でを類をみない恐るべき研究に没頭し続けた人物です。

遺体を人形にしていた異常犯

2011年11月8日。この日、ロシア全土を騒がす事件が発生しました。

事件が発生したのはロシア西部の小さな街・ニジニーノブゴロド。
この町に住むある男性が墓地からなんと29体の遺体を盗んだ容疑で逮捕されたのです。

逮捕されたモスクビンは博士号を持つ男性で、なんと13ヵ国語を話せる語学の天才だったといいます。
さらにモスクビン博士は墓地に強い関心を示していたと地域の住民は証言しており、研究者の間では墓地の専門家として知られていたそうです。

室内から発見された遺体の人形

内務省による発表によれば、モスクビン博士の自宅を調べた結果、アパートの部屋から人間の遺体から作られた28体の人形が発見されています。

この人形はもともと墓場から掘り出してきた遺体に博士がミイラ処理を行ったもので、遺体にはこれまた博士の手作りのドレス等の衣服が着せられていました。

また、遺体が発見されたのは室内のみでなく、博士のアパートのガレージからも同様に複数の遺体が発見されています。
なお、発見された遺体の殆どは女性でした。

異様な人形たち

博士の室内の様子は見るものがむせ返る様な異常さだったといいます。

室内におかれた家具の間に、まるで本物の人形の様に片手をあげたり、腕を不可思議な方向に折り曲げた姿でおさまった人形たちは、どうやら普段から博士とルームシェアでもしているよう。足を組んでソファーに座らされたものや、本棚に肩をあずけるもの、また、中にはなぜかウェディングドレスを着せられたものも室内に置かれていました。

さらに、ミイラ処理が施された人形の顔には塗料によって顔と思わしきものが書かれているのだが、精巧なミイラ処理を施したにしては顔の作りは粗雑としか言いようが無いものが多かったそうです。

ネクロフィリアの可能性

ただ、いくら異常犯罪者としても動機が無いわけではなく、モスクビン博士はこのような犯罪に走った理由について以下の様に語っています。

それは幼少期のころ、当時は地元の問題児として知られていたモスクビン氏がある宗教集団の不可思議な葬儀を目にした途端、突然会心しはじめ勉学にのめりこむようになった事。

そして同時に、その葬儀で目にした遺体が忘れられず、墓地や遺体に対して強烈な関心を示すようになった事が犯行の大きな原因だといいます。

このエピソードを聞くにあたり、常人では博士の犯行動機はまるで理解できないかもしれません。

しかし、近年の研究では知能指数の高さは幼少期にどれだけ強い好奇心を持っていたかで決定づけられるという結果も出ている事から、博士が13ヵ国語を覚えた事と、墓地や遺体に強烈な興味を覚えた事はまるで無関係というわけではないようです。

このように、天才と狂人とはまさしく紙一重であり、いま世界で天才とうたわれる著名人たちも、もしも道を誤ればモスクビン博士の様な狂気の道へと突き進んでいたのかもしれませんね。