依頼は匿名ではできない?犯罪防止のため措置とは

HOME > ニュース > 事件・事故・その他の犯罪について > 依頼は匿名ではできない?犯罪防止のため措置とは

依頼は匿名ではできない?犯罪防止のため措置とは - 2015.03.04(水)

探偵をやっていれば嫌でもかかってくるのが、匿名での依頼。
『名前は名乗れないが、依頼したい』
『会って話せないが、調査をしてほしい』
といった依頼の仕方をする人は未だに多くいます。

しかし、探偵社ではまず匿名の人物からの依頼はお断りしているので、今回はなぜ匿名の依頼を受けないかについて説明させていただきます。

匿名の依頼が受けられない理由は?

探偵の法律には『探偵業務適正化法案』通称『探偵業法』というものが存在します。
この探偵業法の中には『依頼者とはかならず契約書を交わさなければならない』というものがあり、当然、そこには依頼者の本名、住所、電話番号などを記さなければなりません。

この探偵業法を破ってしまうと、当然探偵社は営業停止処分になったり、営業許可書を剥奪させられてしまいます。

依頼金を払わない人も多い

また、契約書を交わす際には、かならず身分証の提示をお願いしている所が殆どです。
これは探偵社に依頼しながら、調査の料金を払わずに報告だけを聞いて行方をくらましてしまう人が多いからです。

犯罪を防ぐために

ちなみに、探偵は『依頼に基づき調査する』からこそ、所在調査などの人探しが出来るのであって、自社の利益を守るために、依頼者の無い調査を行う事はできません。

そのため、依頼者自体を調査し、その素性を明らかにすることが出来ないため、どのような依頼者であっても、その依頼者の口から出た言葉を信用し、その身分を信用するしかないのです。

探偵はその職業上、犯罪に利用される恐れが高いため、そうした被害を防ぐためにも、相手の身分を確認し、依頼内容についても犯罪性が無いかを十分に確認する義務があるのです。

相談はOK

しかしながら、ここまでの話は全て『依頼』に関わるもの。
当然、相談程度であれば本名を名乗らなくてもまったく問題ありません。

また、相談されたからといって、その人物が誰であるのか?といった事を調査する事はありません。
理由は、上に書いた通り『依頼の無い調査は行えない』から。

特に浮気問題などは他人に知られたく無い事ですから、当然自分の名前を言えないお気持ちはお察しできます。
相談時にはそもそも名前を名乗らなくても結構ですのでご安心ください。

探偵の守秘義務

探偵社は法律により、その業務において知りえた情報をみだりに公開してはならない決まりがあります。
この守秘義務は、弁護士や行政書士や医師をはじめとした特殊な職業にも用いられており、みな同様にその義務を果たさなければ資格をはく奪されるばかりか、刑法で裁かれる事もあります。

そのため、探偵社で契約する時に本名や住所の漏洩を心配する必要はありません。
本当に心配なのは、万が一偽名などを使って調査をした後、その証拠に違法性が生じてしまったり、多くのトラブルを招いてしまう可能性でしょう。

015294まとめ

探偵という仕事はあまり公に出来ない部分もあり、相談するだけで自分の素姓を調べられてしまうのではと恐れている人も多いです。

しかし、ご安心ください。
言ってはなんですが、探偵社もそこまで暇でもありませんし、法律でも定められている以上、依頼人の素姓を調べることはまずありません。

ただ、この法律があるおかげで、犯罪者が身分を偽って調査を依頼する事件が多発しています。

そこで、探偵社が出来る自衛手段として、最低限身分証などを確認し、この依頼が犯罪を目的としていない旨などを書面で宣誓してもらう事もありますが、ご了承ください。