盗難されるスマートフォン!早稲田アカデミー夏季合宿の総被害額は1500万円以上?

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盗難されるスマートフォン!早稲田アカデミー夏季合宿の総被害額は1500万円以上? - 2016.03.16(水)

進学塾として有名な早稲田アカデミーで行われた夏季合宿期間中に携帯電話118台、財布316人分などの貴重品全てが紛失するという事件が発生しました。

その被害総額は1000万円を超えると言われており、管理責任を問われる形で早稲田アカデミー側が謝罪。
紛失した物品を全て返済することとなりました。

それにしても、一体なぜこれだけ大規模な盗難事件が発生したのでしょうか?

そして、なぜ盗難事件であるにも関わらず、早稲田アカデミー側が全額返済をすることとなったかについて、今一度改めて事件の詳細を詳しく解説させて頂きたいと思います。

事件詳細

避暑地として知られた長野県の志賀高原のホテルで中学生を対象として行われた夏季合宿は8月8日から4泊5日の予定で行われました。

この夏季合宿に参加した受講生はおよそ4174名。
使用された宿泊先のホテルは16に上りましたが、事件が発生したのは全てのホテルではなく、その内の一カ所で発生しました。

このホテルでは、8月8日の午後5時前後に、受講生らから布服に貴重品を入れさせて回収。
袋は全てで48袋になり、これらを5つの段ボール箱に分類し、ホテル内のスタッフ詰所となっていた部屋の奥の壁際に置かれていたといいます。

しかし8月9日の午前2時、段ボール箱にあった貴重品をスタッフが確認したのを最後に、紛失となりました。
紛失に気が付いたのはその日の午前7時頃であり、周辺を捜索したものの貴重品が入った袋は見つからず、最終的に警察に通報する事態となりました。

ずさん過ぎた管理

この事件で問題視されたのが、あまりにずさんな貴重品の管理体制です。

通常、貴重品などを預かった場合にはホテルの金庫などに入れ厳重に保管される事が殆どですが、早稲田アカデミーでの保管方法はスタッフの詰所に段ボールに入れて置いておくというものでした。

さらにホテルの出入り口は常に鍵がかけられておらず、誰でもホテル内に出入りできる状態でした。

特にホテル周辺では早稲田アカデミーの夏季講習が行われていることは周知の事実として知れ渡っており、貴重品の管理状態などを知っていれば、当然ホテル内に盗みに入ることはたやすいことでした。

このようにこれらのリスクは事前に把握できるものばかりでした。財布や携帯電話などを段ボールに入れて置いておくなど、通常であれば考えられないでしょう。

なにせ、携帯電話だけでも1台5万円以上はするものばかり。
さらに財布も預かるとなれば、誰も段ボール箱の中に入れてしまえとは思いもしないはずなのです。

生徒は教師の部下ではない

早稲田アカデミーが紛失を引き起こしてしまった最大の原因は、受講生から貴重品を預かっているという意識の低さです。

特に教師や講師という立場の人間は自分の生徒を管理しなければならない責任を忘れ、つい『教える側の人間』という権利ばかりを主張しがちです。

しかし、その結果起きるのは、生徒への配慮不足や管理不足であり、彼らから預かっているものが『貴重品』である事とすら感じていなかったのが最大の原因となっているのでしょう。

この様に、教えるものと教わるもののパワーバランスばかりに囚われていると、必ずなんらかのトラブルが起きるものです。

最近発生した自殺事件でも、自殺した生徒がノートに書いた自殺への意見に対して、教師が『上から目線ですね』などと返答していたのも同じようなものでしょう。

上か下かばかり見ている人間が教育の立場に立ってはいけない。
今回の早稲田アカデミー事件も、結局はそうした教育現場の問題を浮き彫りにした事件に他ならないかと思います。