日本で最も自殺率が高いのは山梨県?その理由とは

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日本で最も自殺率が高いのは山梨県?その理由とは - 2015.10.20(火)

行方調査で関わる事の多い自殺者の存在は探偵にとって切っても切り離せない問題です。

そして、日本でも現在2万5000人を超える自殺者が発生しているため、同時に行方不明となる人間の数も日増しに増えつつあります。

しかし、行方不明となり自殺する人間は日本中どこにでもいる訳ではなく、各都道府県によって自殺率の違いが顕著に出ているのです。

日本の自殺率No.1は『山梨県』?

実は、日本で最も自殺率が高いと言われているのは何故か『山梨県』なのです。
一般的には、貧困層の多い沖縄や、内向的でストレスを発散させる傾向が少ない秋田、岩手などの東北が自殺率の高い県とされてきました。

しかし、警察庁がまとめた平成26年度の自殺に関する統計データによれば、山梨県の人口10万人に対する自殺者数は30.3人となっており、続いて岩手、秋田が28人という数字になっています。

しかも、山梨県はここ数年常に自殺率No.1の汚名を背負ってしまっており、県を上げた自殺率上昇を阻止するための取り組みが行われている次第です。

しかし、どうして山梨県の自殺率は高いのでしょうか?

山梨県は生産率も特に悪くなく、県の平均所得も一般的で、沖縄の方が遥かに悪いぐらいです。
また、県民性も居たって普通で、特に内向的という訳ではありません。

しかし、実は誰もが知っている思わぬ所に、山梨県が自殺率No.1となっている理由が存在しているのです。

青木ヶ原樹海の存在

そう、実は日本随一の自殺の名所として名高い富士の青木ヶ原樹海は、山梨県の中に存在しているのです。

そのため、県外からやってきて富士の樹海で自殺した人間が山梨県内の自殺者としてカウントされてしまい、山梨県の自殺率が高まってしまっているのです。

当然、この対策として山梨県でも樹海に入る人達への声掛けを行い続けているのですが、いまだ樹海で命を絶とうとする人は絶えないようです。

なぜ青木ヶ原樹海で自殺者が出るようになったのか?

青木ヶ原樹海に自殺者が出る様になった原因は、作家・松本清張の小説『波の塔』の影響が強かったとされています。

『波の塔』では、主人公の検事と、犯罪者の妻との不倫劇を主軸とするラブロマンス要素の強いサスペンスとなっており、主人公と不倫関係にあった妻は、ラストで検事の立場を考え、自ら富士の樹海に入り命を絶つというストーリーになっています。

この小説が出版された後、その人気の高さからテレビドラマ化が何度も行われたのですが、このラストシーンに感化されたファンの一人が、本当に富士の樹海で波の塔を枕にして自殺しているのが発見されてしまいました。

その報道が行われた後、同じように塔の波に影響された人間が樹海で自殺をしはじめた結果『富士の樹海=自殺の名所』というイメージが日本人に定着してしまいました。

また、自殺名所という深刻なテーマだけに、未だにメディアで何度も取り上げられるため、自殺をする場所を考える人が真っ先に富士の樹海を思い浮かべてしまい、現在でも多くの人が樹海に向かって死の旅路を歩んでいるのだと言われています。

行方不明者は青木ヶ原樹海に向かっているのか?

探偵社に依頼される行方不明調査で、実際に富士の樹海付近で本人を発見し保護するというケースが幾つかあります。

しかし、そうしたケースはかなり稀であり、行方不明者が出たからといって、青木ヶ原樹海をはじめに捜索する事は殆どありません。

ですが、もしも本人の自宅などに青木ヶ原樹海やその近辺に向かおうとしていた痕跡が発見されれば、探偵社はすぐさま青木ヶ原樹海に向かうでしょう。

また、例え人知れず青木ヶ原樹海に向かっていたとしても、現在は多くのボランティアが声掛け運動を行っており、亡くなる命よりも助かる命の方が多くなってきている点にも希望があります。

行方不明になったとしても諦めず、あらゆる方法で失踪者を探し出す努力をしましょう。