探偵業界用語解説『車両尾行』とは

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探偵業界用語解説『車両尾行』とは - 2015.08.08(土)

『車両尾行』の意味は?

車両尾行とは、その名の通り車両を使って尾行を行う事で探偵社を探していたり、または探偵に興味をもって様々なサイトをみていると、そこに『車両尾行』という言葉が頻繁に登場してくるかと思います。

しかし、車両尾行と一口にいっても、その手法は様々ですので、今回は車両尾行について詳しく解説していきたいと思います。

使用される車両には様々なタイプがあり、車両尾行の手法も複数存在します。

一般車での尾行

探偵社で使われる車は特別なものではありません。
むしろ普通すぎて気にもしないような、ありふれたタイプの一般車を好んで使います。

その理由は当然、対象者に尾行を気が付かれにくくする為であり、車の年式も少し古めのものが好んで使用されます。

バイクでの尾行

バイクを使用した尾行は、主に渋滞が多い都市部で使用されています。
逆に、郊外に行くほどバイクでの調査が殆ど行われなくなっていき、地方都市ではライダー調査員が皆無という探偵社も沢山あります。

その理由として上げられるのは2つ。

まず、郊外に行けば行くほどバイクの数が減ってしまい、後ろを走っているだけで目立ってしまう事。そして2つめは、バイクでの張り込みが基本立ち張りとなってしまう理由から、郊外では殆ど張り込みが出来ないからです。

しかし、道路が混雑している都心部ではバイクのみで調査を行う事もあり、熟練した運転技術を持つライダー調査員は大変重宝されています。

その他車両での尾行

その他にも車両を使った尾行は幾つか存在します。

まず代表的なものは、タクシーを使った尾行。
これは徒歩尾行中などに、相手が突然車、タクシー、バスなどに乗ってしまった場合に良く使われる手法です。

この時、タクシーに乗った瞬間に調査員が言う第一声は、かの有名なあのセリフ。

『すいません、前の車を追ってください』

ただ、実際にこの台詞を運転手さんに言っても、映画のようにノリが良いことはありません。大抵のタクシー運転手の方は突然の事にビックリされて、『え?いいんですか?あとを追えばいいんですね?おいますね?』と言った具合にオロオロと運転されます。

本当に、いつもご迷惑をおかけしてすいません。

車両尾行の問題

車両尾行での最大の問題点は、交通違反や事故などを起こしやすい事でしょう。

特に、張り込みのために停めた場所が駐停車禁止エリアである事に気が付かず、違反キップを切られてしまう事は、もはや探偵をやっていれば避けられない業の様なものです。

この辺りは大抵の探偵ならすでに諦めていますが、やはり一番の問題は調査中や、調査終わりの事故でしょう。

実際には、調査中の事故というのは殆ど無いのですが、中には尾行に夢中になりすぎて、突っ込んでくる車に気が付かずに追突されてしまった調査員も居ます。

そして、探偵が最も多く事故に合うタイミングというのは、実は調査から会社や家への帰路です。

車両尾行というのは大変難しい運転技術を必要とするため、普通に運転をするよりも何倍も神経をすり減らします。
そのため、尾行が終わった直後、脳が疲れ切ったままボーっと運転をしていると思わぬ所で事故に合ってしまい、最悪死亡してしまった探偵も何人かいます。

それぐらい車両尾行というのは危険と隣り合わせのため、車の運用方法については各探偵社事に常に議論が付きない事でしょう。

まとめ

車両尾行は探偵が行う作業の大半を占めますが、熟練した運転技術がなければ事故を起こす事もあるため、大抵は2~3年以上の運転歴がなければ車両尾行の基礎的な訓練すらさせてもらえない場合があるほど難しいものなのです。