探偵業界用語解説『張り込み』とは

HOME > ニュース > 探偵業界用語解説 > 探偵業界用語解説『張り込み』とは

探偵業界用語解説『張り込み』とは - 2015.08.16(日)

ドラマや映画で良く見る張り込みですが、張り込みについて詳しい知識を持っている人間は、一般人のみならず、警察や探偵にもあまりいません。

では、張り込みとは一体どんな意味で、どの様に行われるものなのか?

今回も丁寧に解説して行きたいとおもいます。

『張り込み』の意味

張り込みとは『ある特定の人物、もしくは集団を特定の場所から監視する行為』を指します。

これを行う人物は、警察や探偵など、調査監視活動を業務とする全ての職種で行われており、張り込みを行わない調査業務は皆無と言って良いでしょう。

張り込みと監視の違い

監視と張り込みの大きな違いは、その手法が直接的な目視に頼るのか、それとも音声や映像、発信機等による遠隔監視を含めるかで変わります。

張り込みは、あくまで対象者が立ち寄り先や居住する建物の周辺に調査員や捜査員が常駐し、その人物の行動を目視や望遠レンズなどで確認する作業を指します。

これに対して、監視活動はGPS発信機による位置情報や、遠隔操作が可能の撮影機器(監視カメラ)または、音声等を拾う盗聴器や、衛星からの映像、インターネット上の動向など、対象者のありとあらゆるデータを拾う事を指します。

つまり、直接目で対象者を見続けるのが張り込み。
それ以外の手法も含まれる場合は、全て監視活動と呼ぶのです。

張り込みの方法

張り込みの方法は状況によって様々ですが、そのパターンは3つに分けられます。

1.『車両からの張り込み』

車両からの張り込みは、最もポピュラーな張り込みの方法です。
その方法は、対象者が入っている建物の付近に車を止め、その車内から相手の行動を監視するという方法です。

車からの張り込みは天候に左右されない上に、調査員の姿を車内に隠してくれたり、相手が車両でも徒歩でも対応できるため、調査をする物にとって車はとても大切な存在です。

しかし、車両は狭い道路や駐停車禁止エリアでは当然のごとく使用できません。
また、長時間同じ場所に留まっていると、それだけで不審車として扱われるため、完璧に気配を消すことはできません。

2.『徒歩での張り込み』

徒歩での張り込みは最も古くから行われている方法です。

徒歩尾行のメリットは、人間が移動できる場所なら何処からでも監視できるため、車が入れないエリアでの張り込みは基本的に徒歩で行う事になります。

しかし、徒歩での尾行はその姿を長時間人目にさらす為、対象者に姿を見られる危険性も高まります。

また、屋外の天候変化をもろに受けてしまうために、雨の日などには長時間外に立っているだけですぐに不審者として扱われたり、あっという間に体調を崩してしまいます。

3.『建物からの張り込み』

建物からの張り込みは、対象者の自宅や立ち寄り先周辺の建物に陣を取る方法を指します。

張り込み場所に選ばれる建物の特徴は、アパートやマンションが一般的です。
主に長期間に渡って同じ場所を定点観測し続けるために借りられるため、調査が終わればすぐにその場所を引き払うのが普通です。

建物から張り込みを行うメリットは、対象者のみならず、周辺住民からまったく怪しまれずに長期間の監視活動が行える事があげられる他、通常徒歩や車両では使えないような大型の監視基材(監視カメラ、超望遠スコープ等)を室内に設置できるメリットがあります。

しかし、建物を借りる費用が掛るため、コストを考えると、短期間の調査には向いていません。

まとめ

張り込みは大変地味な活動ですが、調査の基本でもあるため、張り込みが上手い人間ほど調査の成功率は各段に上がります。

探偵社を選ぶときも、尾行技術のみを見るのではなく、張り込みの手法についても尋ねてみると良いかもしれません。