探偵業界用語解説『探偵』とは

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探偵業界用語解説『探偵』とは - 2015.07.28(火)

探偵事務所に依頼をするのに、まず知らなければならないのは「『探偵』が一体何者であるか」でしょう。

実は、探偵の意味をしっかりと解っておかないと、後で怖い出来ごとに巻き込まれてしまうかもしれませんので、依頼前には是非以下の分をご一読ください。

『探偵』とは?

『探偵』とは、秘密裏に人、物事を調べあげ、その結果を依頼者に報告する事を職務としている人間の事を指します。

法的な定義としては、“探偵業の業務の適正化に関する法律”から求める事が出来るため、その定義が載った部分をご紹介したいと思います。

第二条  この法律において「探偵業務」とは、他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務をいう。
 この法律において「探偵業」とは、探偵業務を行う営業をいう。ただし、専ら、放送機関、新聞社、通信社その他の報道機関(報道(不特定かつ多数の者に対して客観的事実を事実として知らせることをいい、これに基づいて意見又は見解を述べることを含む。以下同じ。)を業として行う個人を含む。)の依頼を受けて、その報道の用に供する目的で行われるものを除く。
 この法律において「探偵業者」とは、第四条第一項の規定による届出をして探偵業を営む者をいう。
(探偵業の業務の適正化に関する法律より抜粋)

つまり、探偵業とは他社の依頼によって調査を行う仕事を指し、各種メディアの様に個人や自社の利益のために調査相手を選んで情報収集することはしません。

依頼者あっての探偵

法律にもある通り、探偵業は依頼者が存在しなければ存在できない仕事でもあります。

探偵業の悪いイメージとして、よく『色んな情報を集めれる』と勘違いされる事もありますが、何か一つ情報を取るためにも、それが第三者からの依頼でなければ調査してはならない決まりとなっているため、探偵自身が自分の利益のために好き勝手に調査することはありえません。

また、どんな悪徳探偵でも、依頼によって調査を行う以上、その背後には必ず悪質な依頼者(犯罪者)が存在しており、この悪質な依頼者に利用されないための防御策を取る事も、優良な探偵社の条件となっています。

つまり、良い探偵社を作る為には、良い依頼者の存在が必要不可欠であり、探偵と依頼者はまさに共同体の様な存在なのです。

探偵と警察の違い

日本では江戸時代から大正時代にかけて、隠密の一部や奉行、警察官、国のスパイも全て『探偵』という言葉で指し示す事ができました。

ただ、かつては『探偵』ではなく『探題』と呼ばれており、名詞というよりも、むしろ調査活動全般を指し示す言葉として使われていたため、何かを探したり調べたりする仕事をする人間の大半は『○○探偵』や『○○探題』と呼ばれていたのです。

しかし、そのうちに公務員ではなく民間企業として調査を行う人々が現れると、彼らの事を『私立探偵』と呼ぶようになりはじめます。

そして、公立探偵は警察官になり、国益を守るために情報収集をするものは諜報員となり、探偵という言葉は民間調査会社でのみ残る事となりました。

調査以外の仕事は探偵ではない!

探偵は法的な定義上、調査業務のみを行う事となっているため、工作やいやがらせなどを行う事は許されていません。

つまり、探偵業者を謳いながら、別れさせ屋、出会い工作、いやがらせ屋や復讐代行などを行う会社は、法で定められた範囲外の事までやっている事になります。

基本的にこうした業者は『悪徳探偵社』と呼ばれており、定義上はすでに探偵ではありません。

探偵社だと思って依頼をするとトラブルに巻き込まれる事もありますので、依頼時には探偵社の業務内容を注意して見ておきましょう。