知られざる真実!恐るべき産業スパイとは?

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知られざる真実!恐るべき産業スパイとは? - 2015.03.24(火)

産業スパイとは?

産業スパイとは、企業活動上秘密裏にされているものを探しだし、それを入手し、他へと漏えいする行為を指します。

こうした産業スパイが増え続けている原因としては、電子技術の発展と共に、一つの企業が大量の情報を抱える事になった事と、その情報の価値がより高まってきた事が上げられます。

また、情報の電子化が進み、権限さえあれば誰でもその情報を容易にコピーできるようになってしまった事も原因の一つといえます。

その他には、リーマンショック以降に起きてしまった雇用の流動性も関係しており、会社間を渡りあるきながら、企業スパイを行い続けるような人物まで現れはじめました。

実際にあった事件

『IBM産業スパイ事件』
1982年6月22日に発生した、国内最大の産業スパイ事件。
これには日立製作所や三菱電機の社員など計6人が関わっており、米IBMの機密情報に対する産業スパイ行為を行ったとして逮捕された。

『東芝産業スパイ事件』
日本の電気機器王手である東芝のNADA型フラッシュメモリーの研究データが、競合相手の韓国企業である『SKハイニックス』に不正な手口で流出した事件。
この事件で逮捕された米国の半導体メーカー『サンディスク』の日本法人の社員は、元東芝の社員であり、在籍時に付与されたIDカードを使い、工場から不正にデータをコピーしたとされる。
この事件によっておよそ1000億円もの損害が発生したとして、SKハイニックスを提訴している。

産業スパイを見つけるには?

このように、甚大な被害を及ぼす産業スパイだけに、その防止は各企業にとって命題ともいえるほど重要な問題。

産業スパイを見つけるためには、主にサーバーのログ(記録)や履歴などを調べる事によって、いつ、誰が、どのような手段でデータをコピーしたり改竄したかを調べる必要があります。

さらに、盗聴器などを使用して情報を盗み出すケースもあるため、室内に盗聴器がしかけられていないかなどを確認する必要があります。

また、産業スパイと思われる人物が居た場合には、その人物の素行を確認し、競合相手の企業の社員などと接触していないかなどを確認し、それを阻止する必要性まで出て来るのです。

不正アクセスに対する対策

さらに、現在はソニーへの大規模クラックなどによって、大量の個人情報が流出してしまう事件が発生しました。
こうした不正アクセスに対応するためにも、自社のネットセキュリティの強化はもとより、情報の扱い方そのものを見直す必要性が出てきます。

しかし、こうした不正アクセスは、セキュリティの強化で完璧に防げるわけではありません。
セキュリティが強化されれば、相手はそれを分析し、かならずセキュリティホールを見つけて侵入してきます。

そのため、現在国の政府機関などでは、そもそも重要なデータは紙で管理しはじめる動きが目立ち始めています。

015294まとめ

このように、産業スパイの横行は、いまだ留まる事はなく、それに対する有効な対策はいまだ見つかっていません。

特に、海外企業による産業スパイによって、日本の大企業は常に危険にさらされている状態といって過言ではありません。
また、小さな町工場であっても、その技術力の高さは海外企業からみれば喉から手が出る程欲しいものであり、日本企業のありとあらゆる技術が、産業スパイの対象となりえるのです。

自社の利益や、社員の生活を守るためにも、大規模な損害をもたらす可能性のあるリスクは、かならず排除しなければなりません。