行方不明者・家出人・失踪者の違いとは?

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行方不明者・家出人・失踪者の違いとは? - 2015.07.21(火)

行方不明者と失踪者の言葉の違いをご存じですか?

同じ様な意味で使われる事の多い言葉ですが、現在、行方不明者の捜索活動を積極的に行っているMPS(日本行方不明者捜索・地域安全支援協会)では、その定義を別けていますので、今回は一例としてその紹介をさせて頂きたいと思います。

行方不明者

同団体の定義によれば、行方不明者とは動機がまったくわらかず、行き先に関する情報にも乏しい事が多いため、なんらかの事故や犯罪に巻き込まれている可能性が高い人物を指す言葉としています。

失踪者

失踪者の場合は、その動機がある程度わかっているものが上げられます。

また、失踪者が失踪しやすい立場にあるものが行方不明になった場合も同じ事が言えるとのことです。

・交友関係が極端に少ない人物
・親と同居している人物
・無職・もしくは定職についておらず、社会的に不安定な立場にいる人物
・社会に対する適応性が低く、場合によっては精神的な疾患がある

家出人

行方不明になった理由の推測が容易であり、すぐに家に戻る可能性が高い場合。
もしくは、家出後も社会生活を営む可能性が高い人物を指します。

例えば、借金問題を原因で家を出たもの、借金から逃げる事が目的である者。
また、未成年者によくある親との口論の末起きる一時的な失踪で、友人宅などを転々としている状態も家出となっています。

特異家出人

特異家出人とは、家出したのちに事故や自殺によって死亡する可能性が高い家出人を指します。
現在法律ではこれを『特異行方不明者の届け出』となっています。

・「高齢者による失踪もしくは行方不明」
・「精神疾患を患っている人物の行方不明」
・「自殺の可能性が高い行方不明者」
・「脳障害のある人物の行方不明」
・「遺書を残して消えた行方不明者」

ともかく本人の命を救うため、早急に探さなければならない事案がこれに当たるでしょう。

行方不明事件は社会問題

同サイトでは、行方不明者の捜索のためには、より社会が協力的になり、捜索にかかる費用の援助や、地域がより積極的に行方不明者を探し出せるようなシステムが必要だとしています。

この主張はまさに的を得ており、経済大国日本が未だに年間8万人という行方不明者を出してしまっている原因をついていると言えるでしょう。

日本の行方不明者の問題点として上げられるのが『他人の意思を尊重しすぎる』という、日本人独特の考え方にあります。

なぜなら、他の経済大国でありながら、行方不明者が3万人を超えるようなアメリカやイギリス、中国等の場合は、失踪の理由の半数近くがなんらかの犯罪が関わって起きているといわれています。

しかし、日本では犯罪率が非常に低く、当然なんらかの犯罪が原因となる行方不明は1割以下しか存在していません。

つまり、年間8万人にも上る行方不明者の大半は、自らの意思で失踪しており、それを警戒する事や、失踪を未然に防ごうとする取り組みが浸透しない大きな原因となっています。

地域の取り組みが大事

自発的な失踪を防ぐためには、失踪する可能性が高い人物を事前に発見する事が必要です。

しかし、現在日本は人と人とのつながりが希薄になり、他人の行動に気を払うことや、そこに干渉しようという人々も減りつつあります。

こうした『他者への無関心』が浸透する事によって、失踪を止める事ができなくなってしまう事が問題ですので、地域社会や学校、会社などが、集団の中にいる失踪の可能性が高い人物に対して積極的にアプローチをしていく事が必要かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
行方不明者の言葉の違いと、行方不明者についての問題が多少なりとも理解できたかと思います。

もしも行方不明者問題に興味があったり、行方不明者を探したい、もしくは身近に家出を計画していたり、そのような発言を頻繁にするような人物がいれば、その事を誰かに相談したり、同サイトの様な専門機関や、探偵社などにアドバイスを仰ぐと良いかもしれません。