実話系所在調査『駆け落ち少女を探せ!』その1

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実話系所在調査『駆け落ち少女を探せ!』その1 - 2015.07.07(火)

行方調査、素行調査、犯罪調査の中で、何度か出くわした事があるのが、対象者が大麻やLSDや危険ドラッグなどを含む麻薬をしている案件。

この場合、ドラッグの種類などには触れず、ただ具体的にどのような店に出入りし、どのような人物と会い、金銭をかわして~の様なものを購入といった具合に報告書には書くのですが、実際には遠まわしに『対象者が薬物を使用しています』と言っているだけに過ぎません。

正直、こうした調査の報告書を書く事は心苦しく、まったく気乗りしませんし、依頼者の大半は対象者と深い関わりを持っているので、薬物を使用していた事を知ったショックを思うと胸が痛みます。

また、最近では危険ドラッグによる逮捕者も相次いでいますので、今回は麻薬の使用防止を促す目的で、実際に私が経験した薬物使用者の調査についてお話したいと思います。

娘の行方不明

その調査は、初めはただの家出した女性を見つけるだけの調査でした。

しかも、家出したといっても女性の年齢は23歳。この女性は実家暮らしでアルバイトをしていたが、突然彼氏が出来たといって家を出たきり、4ヶ月前に連絡がぷっつりと途絶えてしまったそうです。

便宜上、この女性をAさんとしておきますが、ご両親は一応捜索願いは出していたものの、恐らく男性の元に居るはずで、命の危険などは無い事を告げ、急ぎの調査ではないことを主張しました。

この時、依頼を受けた相談員や、その内容を聞かされた私を含む調査員たちも同様の感想を持ったため、調査期間を長めに設定し、定期的に行方を捜索する事にしました。

しかし、調査が進むにつれ、この時の判断を次第に後悔していく事となります。

調査開始

調査にはまず、Aさんの関係者への聞き込みからはじまりました。
この場合、家族とは連絡をとりたくなくても、他の友人とは連絡を取っているケースが多いと睨んでの取材でしたが、予想通り、友人の1人が数日前までAさんとメールでやりとりしていた事がわかりました。

しかし、友人の話によれば、Aさんは数週間前までは電話で連絡できていましたが、次第にやりとりはメールのみになり、そのメールの文章も様子が変だと言います。

この友人の承諾を得てメールの内容を確認させてもらうと、確かに、時折やりとりの最中に文法がおかしくなったり、誤変換や脱字、または意味不明の言葉などが頻繁に入っていました。

そこで、私は友人に事情を説明し、Aさんの安否を至急確認しなくてはならないので、Aさんの住所を聞き出して欲しいと頼みました。友人もAさんの様子が気がかりだったらしく、親切にも、住所を聞き出す事を私と約束してくれました。

この2日後、この友人からなんとか住所を聞き出せたという連絡が入りました(どうやら、聞くたびに住所が細かく変化したため、正確な住所がハッキリしなかったようです)。

友人から送られてきたメールに書かれた住所は、なんと福岡。
すぐさま飛行機に飛び乗り、女性の所在地の確認に向かいました。

変わり果てた女性

福岡に到着すると、まず私は現地の調査員と合流し、現場まで案内してもらう事となりました。

到着した場所は福岡の繁華街の裏手にあるマンションでした。張り込みをするには難しい場所でしたが、その時は相談員(営業担当者)と依頼者が調査の方針について協議中であるため指示があるまではしばらくこのマンションを張り込む事にしました。

張り込みを始めてから数時間後。すでに辺りが暗くなり始め、繁華街の方が騒がしくなりはじめた頃、ようやくAさんが居るという部屋の扉が開き、そこから1人の男性が外に出てきました。

2へつづく