失踪者捜索に有利な『特異行方不明者』とは?

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失踪者捜索に有利な『特異行方不明者』とは? - 2015.03.26(木)

今まで、多くの行方不明者を捜索してきましたが、意外に知られていないのが、この『特異行方不明者』というもの。

これを知っているか知らないかで、行方不明者の発見率が大きく変わるため、是非とも覚えておいてもらいたい知識の一つです。

特異行方不明者とは?

実は、日本が定める行方不明者の定義には、『一般行方不明者』と『特異行方不明者』の二つが存在します。

一般行方不明者とは、簡単に言えば『命に関わらない失踪者』の事であり、特異行方不明者とは、『命の危険に関わる失踪者』の事を指します。

この特異行方不明者は、公安の定める行方不明者発見活動に関する規則第2条第2項により、次の様に定義されています。

・殺人、誘拐等の犯罪により、その生命又は身体に危険が生じているおそれがある者。
・少年の福祉を害する犯罪の被害にあうおそれがある者。
・行方不明となる直前の行動その他の事情に照らして、水難、交通事故その他の生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある者。
・遺書があること、平素の言動その他の事情に照らして、自殺のおそれがある者。
・精神障害の状態にあること、危険物を携帯していることその他の事情に照らして、自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがある者。
・病人、高齢者、年少者その他の者であって、自救能力がないことにより、その生命又は身体に危険が生じるおそれがある者。

これらの条件を満たした行方不明者は『特異行方不明者』に該当し、警察の対応も大きく変わってきます。

『特異行方不明者』になると、捜索に有利?

通常、警察は殆ど捜査を行わない行方不明者案件ですが、この特異行方不明者に該当すると判断された場合、警察はより積極的に捜査を行う事となります。

実は、行方不明者発見活動に関する規則(平成21年12月11日・国家公安委員会規則第13号)には、この特異行方不明者であると判断された場合、これを受理した警察は『速やかに捜査を開始』しなければならないと定められているからです。

こうなった場合、警察は依頼者の要請により、携帯電話の通話記録やカードの使用履歴を調べてくれる事もあります。

この条件を少しでも満たしている思った人は、是非この『特異行方不明者』の認定を警察に訴えてみましょう。

特に未成年の行方不明者はこの認定を受けやすいので、積極的に申請していく事をお勧めします。
また、金銭や精神的理由で行方不明になった人物であっても、失踪前の行動や事故の可能性を考えれば、必ずしも認定されない訳ではありません。
通常の一般行方不明者の場合であれば、警察は殆ど捜査を行う事はありませんので、偶然に任せるしか無くなってしまいます。

そうなるぐらいであれば、駄目でも元々、この『特異行方不明者』への認定を前提に警察に届け出てみましょう。

警察官も人間です。
大切な人物を探す貴方の必死さが伝われば、かならずやこの認定を行い、行方不明者の捜索に積極的に参加してくれる事でしょう。

015294まとめ

特異行方不明者にならなくても、決して諦めてはなりません。
警察も巡回などで発見してくれる可能性はありますし、捜索活動をまじめに行えば、その努力の分だけ、かならず成果はついてきます。

『必ず帰ってくる』
『きっと無事だ』

と信じて、捜索を続けていきましょう。

また、個人や警察の捜索にも限度があるので、必ず見つけ出したいとお考えの方は、探偵事務所に相談するのも一つの手です。