行方調査は自分で出来る？その２

もしも、自分の家族が行方不明になってしまったら・・・

そんな時のために、前回に引き続き、自分でも出来る捜索方法をご紹介していきたいと思います。

基本中の基本である『ビラ』を作ってみよう！

行方不明者捜索といえばコレというのが『ビラ』。
良く駅や町中などで見かける事もあるかと思います。

一見「こんなもの効果があるのか・・・」と疑問に思う人も多いでしょうが、実際に行方調査を行う中でも、このビラは色々な使い道があります。

例えば、店舗や施設などに張ってもらえる事もあれば、聞き込みの時にこのビラを見せる事でより明確な情報が得られる事もあります。

また、誰か知り合いに捜索を頼む時にも役に立つ！
特徴や写真などが解りやすく書いてあるビラさえあれば、いつでもビラを見て顔や特徴を確認できるため、とても探しやすくなるというメリットもあります。

ビラの作り方

探偵社や警察の作るビラはそれなりに手が込んでいますが、素人でも出来る手軽なビラでも効果はきちんと発揮できます

必要なものは、

・Microsoft　word
・失踪者の顔写真

の二つだけ。

Wordは通常のウィンドウズであれば最初から入っているソフトなので無料です。
他にも、乗っていた車があれば、その車とナンバーなどもあれば尚良しです。

印刷する紙はA４サイズで良いでしょう。
準備した写真はフィルムのものであれば、写真をスキャンしてデータ化しておいてください。

準備が整ったら、まずはwordに『行方不明者を探しています！』といった見出しを作ります。
この見出しは目立つ様に大きくした方が良いですが、あまり派手にしすぎると肝心の本人の写真が目立たなくなってしまうので、程々にしておいてください。

タイトルが出来たら、その下に写真を張り付け、本人の特徴や失踪時の服装、状況などを箇条書きで書いていきます。
この時には、必ず『行方不明者の届出』を行った時の受理番号を載せておいてください。

そして、重要になる連絡先ですが、自分の電話番号(携帯電話でも可能)以外にも、届出を行った警察署の番号も載せておきましょう。
個人に電話がしにくい人でも、警察署なら電話が出来るという人も多いのでかなり効果が期待できます。

出来たデータの印刷はカラーの方がいいですが、白黒であっても効果はあるので、予算に応じて選択してください。

ビラの配布ってどうやるの？

ビラが出来たら、まずはビラを配りに行きましょう。
狙い目は、失踪者が立ち寄りそうな場所となるのですが、それが解らない場合には、以下の場所だけでも配っておくと効果が期待できます。

駅やバスなどの公共交通機関の事務所
まず駅やバスは当然の如く、失踪者が利用する可能性が高いためです。
ビラを配る時は駅の事務所に行き、事情を説明してビラを置いてもらいましょう。

本人所在地の近くにある都市部のホテル
近くの都市部にあるホテルは、行き先に目的の無い失踪者が良く利用しがちです。
ホテルへのビラはフロントに直接向かい、事情を説明して置いて貰いましょう。中には偽名を使ってホテルにチェックインする失踪者も居るので、その辺りは念を押して説明しましょう。

本人所在地の近くにあるコンビニやスーパー
コンビ二などは、失踪者が最後に目撃された日時を知るためにも重要な場所です。
もし、失踪日より後に目撃されているなら、まだ近くをうろうろしている可能性があるので、ビラを置いてもらう時にはかならず『最近見かけなかったか？』という事を聞いておきましょう。
また、店舗に置く時には必ずその店の店長さんに直接挨拶をしましょう。
店員さにビラを渡すと、上手く情報が伝わらず、ビラをそのまま廃棄されてしまう可能性もあるからです。

本人所在地の近くにある交番
最後に交番です。

「え、何故交番に？もう届出はすましているでしょ？」と思うでしょうが、実は、一般行方不明者の場合は、交番にまで行方不明者の人相や情報が伝わる事は殆ど無いのです。
そのため、パトロール中に行方不明者を見かけたとしても、気が付かない事も多いとか。

しかし、交番の場合はビラの受け取りを断られる事も多いのも事実。
それでも親切な警察官の方ならビラを置いて頂ける事も多いので、試してみる価値はあるでしょう。