探し出すのは人か?心か?行方不明者捜索録『家出少年を探せ』

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探し出すのは人か?心か?行方不明者捜索録『家出少年を探せ』 - 2015.06.29(月)

子供が友人達と遠出することは良くありますが、それが突然家出に変わってしまうという事もあります。

『遊びのつもりが家出に』

この調査で捜索対象となったのは15歳の少女。
この少女は友人数名と一緒に電車で遠方に遊びにでかけたのですが、親には『相手の親が連れていってくれる』という嘘をついていました。

そして遠方に出ている間、せめて挨拶をしようと保護者代理を務めているという友人の両親に連絡を入れた所、嘘が発覚。

激怒した少女の親は、少女を電話越しに怒鳴りつけたのですが、それが気に食わなかったのか、はたまた日ごろのストレスが暴発したのか「もう二度と家に帰らない!」といって、そのまま電話を切ってしまったのです。

これが少年であれば、いずれ帰ってくるだろうと依頼者もそこまで心配しなかったかもしれませんが、家出宣言をしたのは僅か15歳の少女で、しかも向かった先は都心部の繁華街。

なにがあってもおかしく無いと不安になった両親は、警察に連絡を入れたのち、探偵社にも捜索を依頼しました。

捜索開始

街中で少年少女を見つける場合には、とにかく人員を動員して、少女が立ち寄りそうな場所にくまなくローラーを掛けていきます。

また、別の調査員は少女が使用していると思われるSNSと、同行したと思われる友人のSNSをチェックし、居場所が特定できるような情報が無いか確認を行いました。

結果、先に現在地につながる情報を得たのはSNSをチェックしていた調査員で、投稿された記事から、現在繁華街のどこかのゲームセンタに居ることが判明しました。

この情報をもとに、ローラー班を急ぎ再編。手分けして繁華街周辺でゲーム機器のある遊戯施設に向かいました。

発見と保護

発見された時、少女は友人と一緒に音楽系ゲームを楽しんでいる所でした。
少女の発見を報告したのち、依頼者が到着するまでの間、この少女の監視を行うことになりました。

少女は、同年代の友人と楽しそうに遊びながら、時折携帯を操作していました。

恐らく再びSNSに何かを投稿したのだと思うと、メディア監視を行っていた調査員から『対象移動予定、別の人物と合流の可能性有り』というメールが入ってきました。

案の定、少女達はクレーンゲームを辞め、ゲームセンターを出ると、繁華街の中心部に歩いて行きます。
こちらも状況を報告し、そのまま少女の尾行を開始。人混みにまぎれて彼女達の後を追いました。

すると、今度は電話が入り、依頼者が近くに到着した事を告げられた私は、そのまま電話で直接依頼者を誘導し、ついに少女達は怒り心頭の母親と父親に御用となったのです。

その後

その後、少女達が会おうとしていた人物が、SNS上で知り合った男性である事がわかりました。

どうやら、この異性と少女はネット上でかなり親密なやり取りをしていたらしく、もはやカップルといって過言ではない関係であったと言います。

ここから実際に聞いたわけではないので、ただの想像なのですが、もしかしたら、はじめから少女はこの男性と会うために嘘をついて遠出してきており、突如家出を言い出したのも、彼との出会いを邪魔されたく無かったからなのかもしれません。

しかし、さすがネット上では親密でも、実際には初めて会う男性が怖かったのか、逃避行撃に友人まで付き合わせてしまったのは良くありませんね。

まとめ

現在はSNS上での出会いも盛んであり、アメリカではおよそ6割以上ものカップルがネット上で出会っているという報告もあります。

また、家出少女の家出先としてもネットでの関係は多く活用されており、ネットさえ使えれば、たとえ子供でも簡単に家出先を確保できてしまいます。

ネット社会の問題はこれからも続くでしょうが、行方調査の世界でもその問題は日増しに大きくなっているのです。