子供が家出をする原因はNo.1は家庭環境!

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子供が家出をする原因はNo.1は家庭環境! - 2015.10.09(金)

行方調査の依頼の半数を占めていると言われるのが、実は20代以下の家出少女や少年達です。

しかし、なぜここまで子供達は家出をしてしまうのか?

今回は家出の原因について探っていきたいと思います。

家出の原因No.1は『家庭内トラブル』

平成20年に行われた警視庁の発表によれば、警察で保護された家出人の大半が家庭問題が原因で家出をしているとの事です。

さらに詳しく見てみると、次の様な数字が表れてきます。

家庭問題が原因の家出総数:1966件

(内訳)
親子間不和:564件
夫婦間不和:293件
家族からの叱責:96件
その他:137件

この数字をみてみると、まず一番の原因となっているのが親と子の関係である事がわかります。

たしかに家出の定番は、親と子供の対立関係であったり、親から過度のストレスを受けて耐え切れなくなった子供が家を出てしまうパターンでしょう。

しかし、ここで一番注目すべきは『夫婦間の問題』がそれに次いで多いと言う点です。

夫婦間のトラブルは子供を家出に走らせる

夫婦関係が悪化している場合、そのストレスによって家庭に居場所を失くした子供は、最終的に家出という形でストレスから逃れようとします。

母親と父親といえど人間です。
ついカっとなってしまい、子供の前でも平気で言い争ったり、険悪なムードを漂わせてしまう時もあるでしょう。

しかし子供というのは、大人よりも遥かに周囲の状況変化に敏感に出来て居るため、少しでも両親の中が悪いと思ってしまうと、大きなストレスを感じてしまいます。

なぜなら、子供は母親と父親に頼らなければ成長する事が出来ないため、両者の関係が悪化してしまうと、自分の生存率が下がってしまう事を本能的に知っているからです。

しかし、子供はそのような生存本能の事も、親が喧嘩をしても仲が良い理由もわかりません。

夫婦間の不和を感じとった子供は大きな不安に襲われるようになり、家にいる事が不安で不安でたまらなくなってしまうのです。

子供の家出を減らすためには?

現状を考えても、夫婦間のトラブルを減らしたり、親と子の対立を失くすことは現実的ではありません。

なぜなら、親と子というものは別の生き物であり、対立する事で子供は自分の存在を確認し、意思を持ち、成長していくものだからです。

そして夫婦間の問題に関しても、夫と妻が常に同意見である可能性は低く、喧嘩しながらでも仲が良いと言う事を子供が理解するまでは、なんとか夫婦間の不和を起こさないか、それを隠し通すしか方法が無いのです。

しかし、根本的な問題の解決はできなくとも、対処療法なら可能です。

まずは子供と接する機会を増やし、

・どのようなストレスを感じているのか?
・何に悩んでいるのか?
・家庭のどんな所に不安を感じているか?

などを、普段から聞いてあげる事が大切です。

そうすれば、子供もそのばでストレスを発散できますし、親も子供のストレスの原因を知る事で、ある程度はストレスの原因となる喧嘩を減らす事が出来るでしょう。

ただ、子供が抱えている問題を常に把握することは大変難しい事なので、無理をせず、出来る範囲から始めてみるようにしましょう。

まとめ

子供は元気いっぱいで、悩み事なんて何一つなさそうに見えますが、その中身は常に不安におびえており、大人よりも遥かにストレスを感じやすくできています。

しかし、家庭内のストレスを完璧に取り除くことは不可能ですし、子供の健全な成長を阻害する恐れもあります。

こうした難しい問題だけに、家出に関しては、家出をさせてしまった親が悪いだとか、家出をした身勝手な子供が悪いといった意見は控えるべきでしょう。

誰もが正しいし、誰もが間違っている。世の中どうにもならない事ばかりで、つい家出したくなる子供の気持ちは誰にだって理解できるはずですから、無事に家にかえってきた子供には愛情を持って接してあげるようにしましょう。