探偵は眠れない?辛すぎる張り込みの真実

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探偵は眠れない?辛すぎる張り込みの真実 - 2015.03.31(火)

探偵が最も嫌う仕事といえば、十中八九出てくるのが『張り込み』。
一見して、ただ見ているだけのお仕事という事もあり、楽そうなイメージがあるのですが、この張り込みこそが調査における地獄の入口。

しかし、プロは完璧に仕事をこなしてこそプロな訳ですから、いくら張り込みが嫌いな人でも仕事は仕事。そこから逃れる事はできません。

しかし、今日もどこかで『家に帰りたい』と嘆いている探偵さんのためにも、今回は辛すぎる張り込みについて語りたいと思います。

同じ場所を見続ける苦痛

通常、張り込みは建物の出入り口を延々と見続けます。
そこから調査対象者が出てこないかを見張るのが仕事なのですが、これがまたきつい。

まず想像してほしいのが、「いつ、どのタイミングで出てくるかわからない」相手を待ち続けるというプレッシャーです。
人が建物から出てきて通りに出るタイミングは、ほんの数秒。その一瞬に、もしも視線を余所に外していたら、それだけで相手を見失ってしまうのです。

そう考えると、調査員は常に神経を張り続けなければならず、きつい張り込み場所ともなると、瞬きをするのすら怖くなる時があります。

この感覚を例えるとすれば、それは獲物を待つ猟師に近いでしょう。
猟銃の代わりにカメラを構えて、何時間も同じ場所で獲物が現れるのをじっと待ち続けるわけですから、相当の忍耐力が要求されます。

眠れない

張り込みが最も嫌われている理由が「眠れない時が多い」という事。
調査は1日2日と連続して行うのが普通なのですが、もしも相手が夜間でも行動する気配があると、当然調査員も相手がホテルや自宅から出てくることを警戒しなければなりません。

しかし、かといって人間は眠るように出来ていますし、医学的にも、眠らなければ死んでしまう生き物。
交代する相手がいなければ、当然眠る事は許されず、そのまま徹夜で張り込みをしなければなりません。

しかも何が苦痛かといえば、起きてやる仕事が「張り込み」だということ。

これが尾行であれば体も動かせるのでまだましなのですが、同じ場所で、同じ場所を延々と見続けていれば、当然意識が朦朧としてきます。
これを堪えるのが相当きついので、大量のミンティやブラックガム、栄養ドリンクなどを買い込んで挑むのですが、徹夜も2,3日と続くと、もはや何の効果も無くなってしまいます。

近隣住民に警戒される

対象者に張り込みがバレる事は殆どありませんが、近隣住民の方が「なにか不審な車があるぞ?」ということで、通報される事が良くあります。

しかし、探偵は業務として張り込みが認められているので、相手が警察官であれば、調査員は探偵社の身分を証明すればそのまま事無きを得るのですが、これが一般人だと通用しません。

いくら法的に問題ないと説明しても、中には説明を聞いてくれない人もいるので、こうした人に騒ぎを起こされる可能性が出てきたら、調査はその場で中止となってしまいます。

時間が長すぎる

浮気調査に限って言えることは、その内容は「尾行が3割」「張り込みが7割」ということ。
つまり、殆どの時間を張り込みに費やしているので、当然相当な時間を同じ場所で過ごす事になります。

これが車内であればまだましなのですが、駐車禁止の場所であったり、車が目立ちすぎるような場所では、徒歩で張り込みをしなければならない事もあります。

これが何時間も続くと相当体にこたえます。特に冬場は寒過ぎてじっとしていられなくなるのですが、その場から動けば張り込みは失敗となってしまうので、ガタガタと体を震わせながら張り込みを続け、翌日風邪をひいてしまう羽目になるのです。

015294まとめ

いかがでしたか?こうして見ると、張り込みは相当地味でキツク、まるで拷問の様。
こんな事を日常的にやっていると自然と忍耐力や集中力がついてくるものなのですが、調査員になりたての頃は、誰もがここで挫折し、止めてしまうものです。

しかし、それでも探偵を続けようと思う人は、やはりこの仕事に情熱を燃やしている訳であり、嫌だ嫌だと愚痴をこぼしながらも、日夜張り込みを続けている探偵さんたちは、本当にがんばっていらっしゃいます。