意外と知らない一面？探偵の一日で良くある事

仕事中の探偵の姿を見ることは、人生のうちに一度でもお目に書かれればラッキー（？）と言えるほどの超レア職種だけに、多くの人が探偵をフィクションを主体としたイメージで捉えているかと思います。

しかし、探偵というのは意外なほどお茶目でキュートな一面があったり、驚くほど真面目で紳士だったりと、人間味豊かな人が多い事を殆どの人が知りません。

というわけで、今回はそんな探偵の一面をご紹介するための『探偵あるある』をご紹介。
世間の探偵のみなさまも、そうでない方々も、思わずクスリと笑っちゃうかも？

同僚と顔を合わすのは週に一回

大手探偵社あるあるとして良くあるのがこれですね。

探偵というのは、それぞれが別々の現場へと出かけていきますし、時間帯もバラバラ。そのため、例え同僚といっても殆ど顔を合わせる事が無い月もしばしば。

「おはようございます」よりも「お久しぶりです」が多くなりますね。

報告書を書いている時が至福

何日も現場に出ていて、久しぶりに会社に戻ったあと、コーヒーを飲みながら報告書を仕上げる・・・恐らく、調査終了後の報告書の作成は、現場の厳しさに比べればオアシスみたいに感じる人も多いかもしれませんね。

ただ、文章作成が苦手な（私みたいな）探偵にとっては、報告書の作成のほうが苦手かもしれません。

対象者に渾名を付けたがる

いやこんな事ぶっちゃけちゃって良いんですかね？なんて聞いたって誰も答えてくれないでしょうが、調査員というのは結構愛嬌のある人が多くて、対象者に色んな渾名を付けて遊ぶひとなんかも結構居ます。

例えば、メガネをかけた中分けのサラリーマンなら「マジメガネ」。太りぎみのおじさんで、やけに汗を拭くようなら「どこでもサウナ」など、対象者の名前を変えて呼ぶ事が好きな調査員がけっこういます。

特に、著名人に似ている対象者はすぐに渾名で呼ばれる事となります。
覚えている限りでは、「ゲッツ」「ベッカム」「ミキティ」「ヤスキヨ」などなど。

しかし、実は対象者に渾名を付けたり、似ている芸能人の名前を付けることで対象者の顔をより効果的に覚える事が出来ると昔から言われており、近年ではFBIでも推奨されている技術だったりと、実はただ遊んでいる訳でも無かったりします。

率先してパシル

もう張り込み中の調査員あるあるとして堂々のNO.1なのが「何故か率先してパシリに行く奴がいる」という事でしょうし、たぶんこれを読む探偵さんの殆どが腕組みしながら納得してるかもしれませんね。

普通はパシりになんて後輩のやる事。
しかし、張り込みをしていると何故か先輩のほうから「ちょっと買い物行って来るから、欲しい物ある？」と突然聞かれたり、「飲み物いるか？買って来るわ」と声を掛けられたりします。

新米の頃は、先輩にパシらせるなんてもっての他だと思い全力で自分が買いに出かけていたのですが、これが逆に失礼にあたると知ったのはしばらく後の事でした。

実は張り込み中の人間の体は同じ姿勢を長時間取り続けるため、中高年の方にとっては相当きつい作業になってしまいます。

そのため、業界では基本的に目上の人が買い物に行きながら、ストレッチなどをして定期的に体をほぐし、その間後輩が出入り口を見張るというのが基本的な礼儀となっているのです。

尾行中に何かを無くす

これもアルアルですねー。
って、「あるある！」と笑ってるのは探偵さんぐらいでしょうか？

ネタがマニアックすぎて解らない人が大半だと思うので解説しますが、探偵の尾行中というのは歩きながら頻繁にバッグからカメラや荷物などを取りだす必要があったり、車を運転していても慌てて荷物を車内に放り投げたりする事があるので、調査が無事終わったあと「さー帰ろうー」と荷物を整理しはじめた途端、誰かが「あれ？○○が見当たらないんだけど・・」と言いだす事が大変多かったりします。

ちなみに、私が調査中に無くしたものは「煙草」「カメラのレンズカバー」「無線機のアンテナ」「後で食べるつもりだったオニギリ」「変掃時に脱いだ衣服」などなど、もう数えきれないぐらいあります。

しかし、探偵は大抵探し物が得意（？）なので、尾行中に移動した場所や、車内を必死に捜索すると必ず出て来ることが大半ですし、見つけた時は結構興奮したりします。

まとめ

普段は秘密主義で怪しげな生き物と思われがちな探偵は、それだけで結構依頼に繋がらず損をしている事も多いかと思います。

というわけで、今後もこうした「探偵」にクローズアップしたコラムを幾つか載せて行く予定ですので楽しみにお待ちください。