女性は探偵に向いてる？探偵界の花形・女性探偵とは

『女探偵』と言われる、女性の調査員はこの業界に結構な数がいますが、正社員として働いている女性探偵の数はそれほど多くはありません。

しかし、探偵業界では女性の調査員にしか出来ない仕事も沢山あるため、積極的に女性調査員を募集している所も珍しくありません。

では、なぜ女性調査員は数が増えないのか？
これから探偵として働きたい女性の方は必見です。

女性探偵はメリットずくめ？

まず、探偵の仕事の中でも基本となる張り込み・尾行ですが、その中で最も重要視されている技術は『いかに相手に警戒されないか』という事です。

そのために、調査員達は日夜現場や訓練を通して技術の研鑽や開発にいそしんでいる訳ですが、女性探偵はそれほど訓練をしなくても、対象者（尾行相手）に対して警戒されないという大きなメリットがあります。

また、男性が対象者の場合には、視界に入る異性を細かく見分けられないという盲点を突ける事も上げられます。

そのため、女性は髪形を変えたり、メイクを変えたり、衣服を交換するだけで完璧に別人になれるため、男性の対象者からすればまったくの別人に見える事もあります。

カップル尾行が出来る

男性と女性の調査員がコンビになれば、それだけで相当心強い調査コンビの出来上がりになります。

なぜなら、浮気調査などは大抵カップルが良くいくリゾート施設やデートスポット、ショッピングモールなどがメインとなるため、むさくるしい男性が一人で歩いていると、それだけで目立ってしまう事もあるからです。

また、ホテルなどの出入りを直接撮影する時にもカップル尾行は効果的なので、女性調査員は基本的に男性調査員とペアを組み調査を当たる事が多くなります。

聞き込みをしやすい

男性よりも警戒心をもたれないため、女性調査員の方が男性調査員よりも遥かに簡単な方法で聞き込みを行う事ができます。

とくに警戒心が高い中高年の男性は、男性調査員の姿を見ただけで避けられてしまう傾向にあるので、若い女性調査員などが積極的に聞き込みを行う事となります。

女性調査員のデメリットは？

しかし、これだけ女性の方が向いているといっても、実際の現場では女性の方が困る事も幾つか出てきます。

・体力的問題

長時間の張り込みは徹夜の作業も多くなり、女性にとっては相当きつい仕事となります。

さすがに探偵社によっては、女性調査員は早めに帰すよう指示する所もありますが、その分女性調査員が探偵社の中で「臨時要因」扱いになってしまう原因ともなっています。

・トイレの問題

張り込みは状況によって近くにトイレが無い場合も多くあります。

しかし、男性よりも女性のほうがトイレなどを我慢できない場面も多いので、張り込み中でも頻繁にトイレに行ったり、遠くのトイレに出かけて用を済ませる必要が出てきます。

・運転技術の問題

車両尾行などは高い運転技術が必要となるのですが、多くの女性は運転が苦手な為、常に徒歩尾行ばかりを担当する事となります。

しかし、都心部以外の探偵の殆どが車両尾行をメインに行っているため、地方に行けば行くほど女性調査員の需要が格段と少なくなる傾向にあります。

まとめ

探偵業界において、女性調査員は必要不可欠な存在であり、調査そのものの成功の有無を握る大変重要な役割を担っています。

しかし、やはり体力面の問題などを筆頭に、様々なデメリットも存在するため、働く会社がどのような体制でいるのかを事前に確認する必要があるでしょう。

また、女性の社会進出が活発化しつつある現代において、探偵業界自体も女性調査員をより効果的に運用できる様なシステムを早急に作るべきであり、積極的に女性調査員を雇用する動きがあってしかるべきでしょう。