探偵業者には立ち入り検査がある?

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探偵業者には立ち入り検査がある? - 2015.08.03(月)

探偵事務所は、警察官による立ち入り検査が行われる事があります。

これを実際に経験された探偵社の方からしたら、きっと笑い話でも出来るかと思うのですが、一般の方からすれば『立ち入り検査って、何かしたの?』と思われるかもしれません。

いえいえ、犯罪も何もしていません。
これは探偵社の通過儀礼の様なものなのです。

法律による条文

探偵業法(探偵業の業務の適正化の為の法律)によれば、警察による立ち入り検査は以下の様に定められています。

(報告及び立入検査)
第十三条  公安委員会は、この法律の施行に必要な限度において、探偵業者に対し、その業務の状況に関し報告若しくは資料の提出を求め、又は警察職員に探偵業者の営業所に立ち入り、業務の状況若しくは帳簿、書類その他の物件を検査させ、若しくは関係者に質問させることができる。
2  前項の規定により警察職員が立入検査をするときは、その身分を示す証明書を携帯し、関係者に提示しなければならない。
3  第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。
(探偵業の業務の適正化の為の法律)

つまり、探偵業者への立ち入り検査は犯罪捜査の為に行うものでは無く、きちんと業務が行われているかどうかを確かめるための法律であったりします。

立ち入り検査の様子

探偵業者への立ち入り検査は、基本的に事前に警察から検査をする旨を伝えられて行われます。

しかし、中には連絡も無く検査や立ち入りが行われる事もあるため、調査会社は普段から探偵業法に定められる書類などをキチン常備していないと手痛い指導を受ける事となります。

では実際の検査はそんなに厳しいものなかといえば、検査の内容は大抵あっさりとしたものです。

対応する検査官は2〜3名程で行われ、事務所にやってくるとすぐに書類の点検がはじまります。
その後、検察官による業務の適正化に対する指導(説明)が始まります。

そして、指導が終わりともう終わり。この間、およそ2~30分程です。

大手の調査会社ほど検査を受けやすい

検査を受ける探偵社は、近年支社数をふやしている大手調査会社に見られます。

例えば、東京都に本社を置く探偵社が、隣のB県にも支社を出した場合、しばらくして警察から連絡が入り、立ち入り検査を行う旨を告げられます。

この理由としては色々考えられますが、警察が挨拶代わりに検査を行い『下手なことをするなよ』と牽制するのが目的であるなどと言われています。

個人的には検査を受けるのは良いのですが、検査官の対応は大変そっけないため、どうしても不快感を感じてしまい、面と向かってはあまりこちらも愛想よく対応できないのが問題かもしれません。

ただ、こうした態度を取るのも警察の仕事の一つです。

もし、頭をへつらいながら検査を行うような検査官であれば、当該事業所に不備があってもその場に流されてうやむやにされてしまったり、この様な検査官であれば犯罪を増長させる恐れだってあります。

そのため、基本的に各探偵社はいきなりやってきて高慢な態度で検査を行う警察にブーブー文句を言っていますが、それが仕事であり、必要があって行われている事。また、探偵業の適正化の法律のおかげで、探偵業界が保たれている事も理解しているので、検査官に文句を言うような探偵はいません。

願わくば、法整備をさらに進め、ライセンス制度の導入などが進む事を祈っています。