探偵は人のメールを勝手に見れるのか?

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探偵は人のメールを勝手に見れるのか? - 2016.05.04(水)

元探偵として質問を受ける機会が何度かあるのですが、そうした質問の中で探偵に対する世間一般のイメージに驚かされることがあります。

中でも驚いたのは「探偵って他人のメールを勝手に見れるって本当?」という意見です。
さすがにこれには驚きましたが、世間の皆さんの探偵へのイメージというのは「スパイ」と同じかもしれませんね。

しかし、探偵はスパイではありません。
他人のメールも覗き見れませんので安心してください。

メールを覗き見れる一般人はいない?

他人のメールを除き見るには、電子暗号化されたコードを読み解く必要があります。
そのためには専門の機器はおろか、まずは暗号化されたコードの解析が必要となります。

そんな技術を持っている探偵は、残念ながら存在しません。また、その様な違法手段でメールを盗み見たら確実に犯罪者になってしまいます。

しかし、一般人でなければ、メールの傍受は簡単に出来ると言われています。

国家機関ならメールを覗き見れる?

探偵は無理でも、これが国際的な犯罪捜査を行う情報機関となると話は別です。
例えばアメリカの場合、国家安全保障局(NSA)がテロ事件抑止のために、電話の盗聴だけではなく、アメリカ国民のメールの分析も行っています。

アメリカ国内でメールの傍受を行っている組織の名前は「エシュロン」。
この名前はスノー電事件によって世界中に広く知れ渡ることになりました。

なんだ、なら日本は大丈夫なんだ・・・と思ったら大間違い。
実は日本でもメールの傍受が行われています。

エシュロンは日本にも存在する?

アメリカ国内の通信傍受システムであるエシュロンは、実は日本にもあるという説が有力です。

現在は稼働しているか不明ですが、かつて日本の青森県三沢基地には米軍管轄のエシュロンの施設があり、そこから北朝鮮や中国を含む全域の軍事的通信傍受が行われていたといいます。

対テロ対策のために日本国内でもメール傍受が行われている?

実は2014年からASEAN加盟国の間でテロ対策を行うための専門組織が発足しています。

この組織の活動目的はテロの発生を抑止するためですが、彼らの活動はアメリカのNSAを基盤としているので、メールを含む電話、ネット通信の傍受も許可されている可能性は十分にあります。

また、日本国内でも対テロ専門の情報組織が結成される予定で、国際テロ情報収集ユニットを設置することが安倍総理より表明されています。

探偵よりも国が危険なのか?

探偵社には毎年「電話をだれかに聞かれている」「メールを盗まれている」といった被害を訴える方から依頼がやってきます。

こうした方々の多くは、精神的疾患を抱えているとされ、病院でも匙を投げられてしまう人が多いのですが、探偵が盗聴器の発見調査などをすると一時的な安心を得てくれます。

しかし、もしも彼らの意見が本当だとしたら?
対テロ情報収集ユニットが作られる以前から、アジア圏で対テロ目的のメールや電話の盗聴が行われていた可能性は十分にあります。

となると、もしかしたら正しいのは、私たちではなく、「誰かにメールを見られている」と訴えて精神疾患を告げられた方々なのかもしれませんね。

まとめ

探偵はメールを傍受することは出来ませんが、国がその気になればメールの傍受は簡単に出来てしまうと言われます。
また、対テロ作戦を目的としていれば、裁判所の許可も出やすいので、通信会社が協力する可能性は十分にあります。

日ごろから何気に使っているインターネット通信も、もしかしたら誰かに見られていると思って使用した方が良いのかもしれませんね。とにかく、人権を無視した違法捜査だけは行われない様に願いたいものです。