探偵社は尾行で見失うのか？

さて、プロである探偵が尾行で見失うことなんてあるのかどうか？

一般のかたは『いやいや探偵が尾行を失敗するなんてありえないでしょう』だとか、『プロなんだから尾行を失敗する訳が無い』と思っているわけではないでしょう。

しかし、探偵社のHPを良く見てみれば気がつくでしょうが、調査の成功率が100％である探偵社は存在していませんし、もしも100％の成功率を誇るようであれば、それこそ誠実にかける探偵社としか言えないかもしれません。

探偵社では尾行を見失うこともある！

実際の調査では、100％尾行を成功させることは不可能と言っていいですし、これに関しては素人も探偵も警察も公安も軍人も、ありとあらゆる人間が同じです。

ただ、技術的な面で優れている探偵は、一般人よりも遥かに高い成功率で尾行を行うことができるため、探偵業という特殊な仕事を行えているわけです。

個人的な見解としては、10回調査をすれば1回は尾行を失敗するかもしれません。
もしかしたら、これより多く尾行を失敗している所もあるかもしれませんが、それでも一般人が調査をするよりは遥かに成功率が高いといえるでしょう。

尾行を失敗する理由

尾行を失敗する最大の原因は、主に交通の問題です。

特に車両尾行の場合、信号機の切り替わりや、渋滞などにはまってしまった場合にあ、その状況から脱するのに相当危険な行動を強いられる事になります。

例えば、対象者の車両が通り過ぎた直後に信号が変わった場合、そのまま尾行を続行するためには、信号機を無視する必要が出てきます。

確かに、実際に探偵はこうした状況で信号無視をすることもあるのですが、まず後方の車両が信号を無視した時点で後方の車両に注意が向いてしまうので、警戒される恐れが高くなってしまいます。

また、信号無視を連続していれば警察に捕まってしまい、結局調査が途中で中止してしまうことが多くなるかもしれません。

また、交通渋滞にはまってしまい、対象者との距離がはなれた場合には、さすがにこれはどうしようもありません。
無理に間に割り込んでしまうと事故につながるのは信号とおなじですので、これも尾行を注意せざるおえないでしょう。

探偵社が尾行を失敗しても大丈夫？

しかし、実際のところは1度や2度尾行が失敗したぐらいでは、調査そのものの失敗には繋がらないことが殆どです。

その理由としては次の２つが上げられるでしょう。

・調査のやりなおし

基本尾行に失敗して、対象者がどこに行ったのかわからなくなっても、その後対象者を発見できることがあります。

尾行を失敗した場合の割合としては、おそらく30％程の確率で見つかると思ってもらってかまわないかもしれません。
ただ、これには現場の様々な条件や探偵社の調査力に大きく左右されるので、運がよければ見つかる程度に思ってもらっておいた方が良いでしょう。　

・日取りを改めて再調査

多くの探偵社はなんらかの原因で尾行が中止されてしまった場合、また日を改めて調査を再開することが可能です。

この場合、調査料金をそのままに再調査をしてくれる所や、尾行で見失った時点までの料金のみが発生するなどがあります。

ただ、基本的には尾行が失敗に終わった場合は、無料で再調査というのが基本となるでしょう。

尾行の失敗はそれほど恐れるべきではない

調査にはかならず尾行の失敗はつきものですし、探偵社はその対応にもなれています。

また、尾行が失敗したとしても無料で再調査をしてくれる所が多いので、この点は依頼前に事前に確認しておくことをお勧めします。