探偵学校って実際どうなの?

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探偵学校って実際どうなの? - 2015.12.30(水)

探偵のHPを見ていると、良く探偵学校を開催している所を見かけるかもしれません。

しかし、探偵学校っていったい何を教えるのか良くわからない方もいらっしゃるかと思うので、今回は探偵学校の仕組みについてご説明させて頂きたいと思います。

探偵養成所?

探偵学校というのはもともと探偵業を営む人間を育てるために作られた養成所であり、基本的には一般公開はされず、入社した社員の研修の場でしかありませんでした。

しかし時代を経ると共に、そうした養成所や養成課程を一般に公開して利益を得る探偵社が現れはじめ、現在の探偵学校の形が作られていきました。

探偵学校の中身

探偵学校は大抵受講料で数十万円がかかり、カリキュラムは一月程度。
講義が終了すると探偵社への就職斡旋を行っている探偵社も存在します。

授業内容に関しては、各社それぞれ独自に考えられた内容となっていますが、その殆どは以下のような内容となっています。

・探偵業の実情について

現在の探偵業界や、過去の探偵業界についての話が行われます。

現役の探偵を招いて講義をおこなったり、探偵業界の調査の実態についてや、面白い調査の話などを聞かせてくれます。

・尾行技術について

探偵学校の目玉といえば、やはり尾行技術に関する講義です。
講義の内容は各探偵社様々ですが、基本的には講義からはじまり、実地訓練を積み、最終的にテストをする形で終わります。

尾行訓練の場合、まずは講師が対象者役、生徒が尾行者役で行われる事が多いようです。

尾行訓練の舞台となるのは学校近くの街中で、尾行で失尾しやすいポイントとなるような場所をまず回ることが多いです。

はじめの訓練が終わると、尾行を行った生徒に対するアドバイスなどが行われ、この訓練が何度も行われます。

・撮影について

尾行訓練の最中には撮影訓練も同時並行で行われます。

はじめの尾行時には撮影を行わない所も、2回目以降からビデオカメラやコンパクトデジタルカメラなどを生徒に持たせ、対象者役の講師の姿を撮影する訓練が行われます。

撮影した社員は訓練終了後、講師と共にチェックをしながら、何がだめだったのか、良いところはどこかなどアドバイスが行われます。

・特殊機材の使用

探偵学校のもう一つの目玉は、探偵が使う特殊機材などの実演です。

特殊機材といえば、隠しカメラなどが一般的で、鞄型カメラ、ネクタイピン型カメラやボールペン型カメラ、メガネ型カメラなどを実際に使用して、その性能などを体感します。

・盗聴、盗撮機の発見について

探偵学校では授業の一環として盗聴器や盗撮機などの発見訓練も行われます。
この場合は、教室内に盗聴器をセットし、それを見つけるという実地訓練が行われます。

盗聴発見に使われるのは、一般的なUHF受信体のボックス型盗聴器で、受信装置には通常の無線機が使用される場合が殆どでしょう。

また、盗撮に使われる隠しカメラの性能と、その装置を探す訓練なども行われます。

・探偵業に関する法律の講義

探偵業に関わる各種法律に関する講義が行われます。

かつて、探偵業の適正化に関わる法律(探偵業法)が制定される前は、それほど法律に関する講義を行っている所は少なかったようですが、業法制定後は法律関係の講義も増え、探偵業法をはじめ、探偵業を行っていく中で抵触する恐れのある法律などを多数学ぶ事になります。

探偵学校を出たら探偵になれるの?

探偵学校を卒業した人間の全てが探偵になる訳ではありません。

なぜなら、探偵学校そのものは探偵業を行う会社が収益を上げるための業務の一環として行われている色が強く、探偵学校を出たからといって即探偵になれるわけではありません。

しかし、支社を多くもつ大手探偵社となると、新たな人材育成を行う費用削減もかねて、就職する人間を探偵学校の卒業者に限定している所もあります。

また、フランチャイズ展開をしている探偵社の場合は、フランチャイズの経営者となる人間には探偵学校の卒業を義務付けている所もあります。