不倫は犯罪?不倫の意味について

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不倫は犯罪?不倫の意味について - 2015.02.23(月)

不倫という言葉はよく聞きますが、不倫の意味や、不倫の何が悪いのかがまったくわからないという人が多いと思います。
というわけで、今回は『不倫』の実態について学んでいきたいと思います。

『不倫』はテレビドラマから生まれた言葉?

不倫とう言葉は、TBSのテレビドラマ「金曜日の妻たちへ」(1983年)で使われた事で有名になったと言われています。
しかし、それまでも不倫という言葉はあったのですが、まったく違う意味でつかわれていました。

そもそも、『不倫』とは、「倫理の無い行為」「非道徳的な行為」をさす形容動詞だったのです。
つまり、人の行動や様子を批判する時に使われていたわけで「不倫をする」や「不倫関係」といったような使い方をするようになったのは、この「金曜の妻たちへ」の影響が強いと言われているのです。

この言葉が使われる以前は、「よろめき」などという言葉が使われていたようですが、この言葉はのあの三島由紀夫の小説『よろめきの美徳』から流行したと言われています。

かつては『犯罪』だった不倫

『不倫』『よろめき』などと呼ばれる前、同様の行為は『不義密通』と呼ばれ、社会風紀を乱す明らかな犯罪行為(姦通罪)として罰せられていました。

現在は民法第770条の離婚事由に相当するものとして、家庭の崩壊を招いた著しく身勝手な行為として裁かれるものとなっており、この事が裁判で証明されると、莫大な慰謝料などの民事責任を負う事となります。

日本の殺人の動機は『不倫』が多い?

法務総合研究所の発表によれば、平成22年の日本国内で起きた殺人事件のうち、およそ22%が「痴情や異性間のトラブル」を原因によって起きているとの報告があります。

この数は、殺人事件の動機のなかでも3位であり、上位の二つは「報復・怨念」「憤まん・激情」と、これもまた家庭内でのトラブルが主だった理由となっています。
ちなみに、金銭問題や利害関係、暴力団の抗争などの殺人事件は、異性間トラブルよりも順位が下となっています。

つまり、不倫・浮気などのトラブルとは、日本の代表的な殺人の原因であるという事です。

かつてはこうした殺人にも発展することから刑法で裁かれてきた行為ですが、民主化の運動が高まるにつれて、次第に規制を緩めざるをえなくなり、今では民法にその姿を残すのみとなりました。

痴情のもつれを甘く見てはいけません。
もしもこれが民法ですら裁かれなければ、さらに多くの死傷者が出ているのかもしれないのですから。

歴史な不倫糾弾

不倫を裁く法律は、古くは鎌倉時代から始まっていたとされます。
鎌倉時代に作られた御成敗式目第34条において不倫密懐に関する処罰が規定され、不倫は所領半分没収の上職務罷免という、武家文化の中でもかなり厳しく処罰される端緒となっていました。

しかし、農村部にはその法は適用されていなかったようですが、江戸時代には「不義密通を死罪とする」といった、かなり厳しい重罰をかせられていた時もありました。

さらに、江戸時代が終わった後も不義密通は『姦通罪』として刑事罰を問われ続けていました。

しかし、この姦通罪は主に不倫をした既婚女性とその相手に課せられており、男性が罪に問われる事は殆どありませんでした。

近年に入り、姦通罪そのものは撤廃されたものの、結婚は恋愛と同等の意味を持つという風潮が受け入れられ、不倫そのものを罪悪であるという認識が高まり、男女問わず、それを行うものは社会的に罰せられるべきであるという見方が強くなり、刑事罰でなくとも、民法で十分不倫を罰せられるものであると考えられています。

法律上の不倫

法律において、不倫は「不貞行為」(貞操義務の不履行)となっています。

これは夫婦がお互いに他の異性と性的交渉を持たない義務に反す、一度きりの性的交渉も不貞行為とされていますが、離婚理由になるには反復的に不貞行為を行っていることが必要とされています。

海外での不倫は重罪?

海外でもっとも不倫に対して厳しい姿勢をとっているのがイスラム教徒権の人々です。

イスラム法では『ジナ』と呼ばれる不倫に関する罪があり、この罪はかなり重く、ひどければ最悪死罪となってしまう大変厳しい罪です。
イスラム教国でも不倫を重罪と考えており、イスラム法(シャリーア)にはジナという不倫の罪があり刑罰は極めて重く、死刑になることもあります。

この罪を告発するためには以下の事が条件とされています。

・被告人は告発の前にイスラム教徒であることを知られていなければならない。
・被告人は常識を備えている人間であり、性行為が行われていた時に酩酊していない。
・被告人は大人でなければならない。
・被告人は自分自身の自由意志によって不貞行為を行ったのでなければならない。
・4人の男性の目撃者または性行為を行った証拠が無ければならない。

さらに、この罪で死刑が適用されるためにはさらに、以下の条件が必要です。

・被告人は自由でなければならず、奴隷であってはならない。
・被告人は既婚者であり、不貞行為を行う前に正当な夫と合法的な性的関係を持っていなければならない。
・被告人は、妊娠していない、子供に授乳していない者である。

これは大変厳しい罪ですね。
もしこの法律が日本で適用されれば、一体何人の人が死罪となってしまうのか・・・考えるだけでも恐ろしいです。

015294まとめ

不倫のリスクの高さは誰でも解っていると思いますが、そのリスクを考えない行動をすれば、その報いは当然のごとく受けなければならなくなります。