浮気・不倫の末に~偽りの誘拐殺人事件~

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浮気・不倫の末に~偽りの誘拐殺人事件~ - 2015.06.21(日)

自分の妻が不倫に走る事に耐えられない男性が殆どでしょうが、不倫に走った妻が、その後誘拐されて殺されるとなると、もはや想像の域をはるかに飛び越えています。

しかし、これは実際に起きた事件であり、いつ貴方や妻の身に起きてもおかしく無い出来ごとなのです。

セレブ妻恐喝殺人事件

2004年12月17日、自称警備員であった根本政文被告(27歳)が殺人と死体遺棄に付け加えて、恐喝の罪によって懲役18年を言い渡されました。

この根本政文被告が引き起こした事件は日本では珍しい誘拐を装った恐喝殺人事件としてニュースでも取り上げられましたが、その犯行の手口は恐ろしいものでした。

セレブ妻の不倫

事の始まりは、後に殺害される事となる主婦、岸本早苗さん(36歳)との不倫でした。

この根本早苗さんは広島市内の大学病院に勤務する医師の妻であり、高級マンションに住んでいる完璧なセレブ妻。子供が小学校に通い始めて手が掛らなくなった頃には、製鉄機会メーカーに派遣社員として勤めていました。

そんな岸本さんと根本被告との出会いは、なんとツーショットダイアル。

なぜ岸本さんがツーショットダイアルを利用したのかは不明ですが、金銭的に困窮していなかった状況から推察するに、出会い目的であった事は明白でした。

事件発生

事件が発生したのは2003年8月10日、外出したまま戻らない岸本さんを心配した夫が警察に連絡、翌日には捜索願が出され、警察による捜索が開始されました。

しかしその夜、根本さんの母親の携帯に、200万円もの大金を根本さんの夫に振り込む様に連絡が入ります。

さらにその後、夫のもとに口座の暗証番号を教える様連絡が入り、夫はこの指示に従います。

そして12日の午後6時、夫の口座からおよそ300万円が引き出され、警察は防犯カメラの映像などから現金を引き出した男性に事情聴取を行いました。

しかしこの男性は駅前で声を掛けられた男性の指示に従っただけで、犯人はおろか、誘拐された岸本さんすら知りませんでした。

そこで警察は、岸本さんの携帯電話の電波を追跡。
その結果、大阪府下関のホテルに携帯電話がある事がわかり、携帯電話を所持していた根本被告を発見、聴取の結果、岸本さんの殺害を自供しました。

犯行とその動機

この事件は、まず岸本さんの殺害から始まりました。

失踪当日、根本被告は岸本さんを車で迎えに行った後、数時間後に社内で首を絞めて殺害しました。
それから数時間後、広島県熊野町の山道に向かい、ガードレールの下に岸本さんの遺体を遺棄しています。

それから根本被告は岸本さんの携帯電話を使い、偽の誘拐事件をでっち上げ金銭を要求し、駅前の男性に代わりに現金を下ろさせ、300万円もの金額をせしめたのです。

この犯行の動機として、根本被告は自らが定職に付いて居ない事を責められた事に逆上したと証言していましたが、犯行の計画性の高さと準備の良さを警察に突かれた所、最初から彼女を殺害して、金銭を奪うのが目的だった事を自供しました。

なお、根本被告は定職についていないものの、使用していて車は高級外車で、数百万円の借金があった事が犯行の動機に繋がったと考えられています。

まとめ

自ら浮気に走ったセレブ妻も確かに悪いのですが、出会い系サイトを利用して悪質な犯罪を行おうとした根本氏は、まさしく不倫を利用した凶悪犯である事は間違いありません。

これから出会い系で浮気相手を探そうなんて考えている主婦の方は、その先で根本被告のような悪質な犯罪者が舌舐めずりをして獲物を物色している可能性を知っていれば、決して安易な気持ちで欲望に流されずにすむかもしれませんね。