浮気は結局誰にも許せない?「自由」か「束縛」の究極の選択 - 2015.02.10(火)
「浮気は自由の象徴」であるという言葉を良くききます。
異性の関係の自由化は、人間の本能であり、束縛から自信を解き放つために必要だという理論なのでしょう。
しかし、本当に人は浮気で自由になれているのでしょうか?
今回は、浮気と自由の関係についてまとめていきたいと思います。
自由を目指し、浮気を互いに行ったサルトルとボーヴォワール
サルトルはフランスの有名な実存主義の思想家・哲学者です。
彼は常に自由について考えており、自身の理論を実証するため、ある行動にでます。
それは、妻であるボーブォワールとの関係において「互いに自由に恋愛をしながら、それに対して一切隠しだてをしてはならない」というもの。
まさかと思うような驚きの提案ですが、妻であるボーヴォワールも自由思想家であり、フェミニズム運動に参加していた女性でもあったため、この提案を受け入れます。
そして、結婚してからの50年間、二人は互いに別々の恋人を持ちながら生活を続け、その恋人を紹介しあったり、一緒に食事をしたりするような生活を続けていたといいます。
しかし、このとき、実はボーヴォワールは常に大変な嫉妬心に悩まされていたと言います。
彼女は常に恋人を持ちながらも、自身は常にサルトルだけを愛し続けており、相手に恋人を紹介される度に、激しい嫉妬が胸中に渦巻いていたと言います。
しかし、だからといってボーヴォワールはそれを口には出来ませんでした。
仮にも「女性の自由」を掲げ、自身の生活を思想の体現としていたいた実践主義の思想家だった訳ですから、そこで嫉妬心を露わにする事は、自身の掲げた理念そのものを自ら否定してしまう事になりかねなかったのです。
そして結局、彼女は自分の気持ちを割り切れないまま、1980年にサルトルが死去するまで、その奇妙な結婚生活を続ける事となりました。
結局、互いに浮気をしたところで、嫉妬心が無くなるわけではありません。
サルトルとヴォワールが証明したように、人は一度に多くのものを愛せません。仮に多くのものを愛してみようとしたとしても、そこに強い愛情が芽生える事は殆ど無く、人はいつでも誰か一人の人物しか心の底から愛せないのです。
自由を捨て、愛の世界に生きたピエール・ボナール
自由のために浮気を認めたサルトル夫婦でしたが、世界は広いもので、これとはまったく別の人生を歩んだ夫婦もいます。
そんな奇妙な夫婦生活を送ったのはフランスの画家であるピエール・ボナール。
彼の妻は夫を愛しすぎており、ボナールが他の女性と会話する事すら嫌でした。
そこで、ボナールは殆ど外出せず、妻をモデルにしながら、ひたすらに絵を描き続けながら生涯を過ごしました。
外に一切出ず、ただ妻とのみ過ごす日々は退屈であったかもしれませんが、そこは他の誰も邪魔することの無い『完全な愛の世界』。
互いに相手を拘束しあい、束縛し、身動きを取れなくしながらも、二人はその生活を一生涯続けたのです。
まとめ
この二つの実話を読み、みなさんはどう思われたでしょうか?
どちらが幸せであったか?とい意地の悪い問いかけをするつもりはありませんが、浮気について考えさせられる良い話であると思います。
サルトルの例を考えれば、結局浮気によって人は自由になれる事はありませんでした。
ボナールは自由ではありませんでしたが、そこには深い愛があったのは事実でしょう。
つまり、自由と愛とは、意外にも相反するものなのでしょうね。
そしてまた、人は結局真に愛せるのは一人の人物だけであり、愛があるからこそ、嫉妬が生まれるという事。
浮気が許せないというのは、必ずそこに愛があるという事を決して忘れてはいけません。
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