もしも事実無根の浮気の疑いを掛けられた場合には？

探偵をしていて思うのは、浮気調査を行う対象者の中には、極稀にまったく浮気をしてもいないのに、私達探偵によって調査が行われてしまう人がいることです。

この点について、浮気の事実は全くないという報告書を上げる事によって浮気の疑いを晴らすことは可能ですが、依頼者の中にはそのような報告書を見ても、きっと浮気をしているに違いないと、ありもしない証拠を見つけようとやっきになる人がいます。

このような人は、浮気に対する強い恐怖心に駆られて行動しているので、浮気の事実に関係無く、とにかく浮気の証拠をみつけて「やっぱり浮気をしていたんだ！」と安心したいが為に浮気調査を依頼する人が多い様に感じます。

しかし、このような事実無根の調査を何度繰り返したとしても、絶対に浮気の証拠はあがりませんし、調査費用もかさむばかりですので、配偶者の資産も減る一方になってしまいます。

では、早めに浮気の疑いを晴らすためには一体何をすればいいのか？
この問題を浮気調査のプロフェッショナルである探偵の目線から解説してみたいと思います。

浮気の疑いを晴らす為に必要なこと

浮気の疑いを晴らす為には、まずは次のポイントに気を付けて配偶者に接するようにしましょう。

・仕事が終わったらなるべく早く帰る

浮気の疑いを掛けられる人物の多くは、残業で家に帰るのが遅いサラリーマンです。
中でも、時間帯が不規則で仕事終わりの接待や会合の多い人間ほど浮気の事実を疑われがちです。

そのような人間が浮気の事実を疑われずに済むに済むには、とにかく何が何でも帰宅時間を早め、配偶者との一緒にいる時間を長くするのが一番です。

また、サラリーマンの多くの方は、飲み会に顔を出す事が会社内での立場を確保するのに必要だと感じているようですが、そんな考え方はもう古いですし、それよりも家族を大切にできる人間のほうが酒飲みよりもよほど信用がおけます。

出来るだけ無駄な飲み会などには顔をださずに、家族を大切にする姿勢を見せましょう。

・位置情報サービスを駆使する

仕事がどうしても遅くなってしまう人の場合、配偶者からの浮気を疑われがちですが、この場合も配偶者との連絡を小まめに取ることで問題を解決できるかもしれません。

特に効果的なのが、メールやSNSなどに添付できる現在位置情報サービスで、これを使ってまだ会社にいることを証明し続けることで、仕事で帰りが遅くなることを必ず理解してもらえるはずです。

ただ、この位置情報サービスを使う時は、出来ることなら夫婦の両方が同じ条件で行う事が望ましいです。

一方にばかり位置情報を請求してしまうと、夫婦間の不和につながりかねません。どちらかを優位に立たせるやり方は長続きしませんので、夫婦平等の考えのもとに実行してください。

それでも浮気の事実が晴れなければ？

それでも浮気の事実が晴れない場合は、浮気を疑う配偶者の精神がかなり危険な状態に陥っていると考えた方が良いかもしれません。

普段の行動に強迫性神経症を疑わせるような行動や、うつ病的な言動が見られる場合、夫婦共にカウンセリングを受ける事をおすすめします。

最近は夫婦が共にカウンセリングを受け、カウンセラーのアドバイスをもとに夫婦関係を修復しようとする試みは盛んに行われていますし、精神病のように薬を処方される心配もありませんので、気軽に相談してみると良いでしょう。

また、探偵社でも夫婦問題専門のカウンセラーや心療内科医を紹介している所もあるので、調査のおりに相談しても良いかもしれません。