浮気・不倫の末に~生きたまま元妻を焼き殺した男~

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浮気・不倫の末に~生きたまま元妻を焼き殺した男~ - 2015.06.12(金)

放火という行為は、主に復讐を目的とした犯罪に多く使われ、特に家屋を中心に行われていますが、それもエスカレートすれば殺人も辞さない凶悪なものへと変化します。

しかし、『生きたままの人間を焼き殺す』といった恐るべき犯行を行った例は極稀なもの。
今回ご紹介する事件も、その様な極めて特殊なケースの犯罪です。

疑い過ぎた夫

事件の始まりは、二人の夫婦の離婚からでした。
千葉県柏市に住む小倉昌江さん(34歳)と、川原政史さん(45歳)は2000年に離婚。

離婚原因は明らかではありませんが、親権は川原さんが持っており、子供の世話をするために川原さんの自宅に小倉さんが通っていた様子から、離婚はしていてもそれほど大きく関係が拗れていた様では無かったと言われます。

また、離婚はしていても、元夫の川原さんは未だ小倉さんの事を愛していた様で、何度か小倉さんに対して復縁を申し出ていましたが、小倉さんはこれを拒否していたと言います。

さらに小倉さんにはすでに新しいボーイフレンドが居たとされており、この事も川原さんは快く思って居なかったようです。

そして、事件が起きた日、たまたま子供を迎えに来るのに遅れた小倉さんに激怒し、ついに犯行を決意してしまうのです。

ガソリンを手に自宅へ・・

その夜、川原さんはこっそりと小倉さんの自宅に侵入すると、そのまま彼女の首を持参したネクタイで絞め上げました。
しかし、この時はまだ小倉さんは単純に失神しただけで済んだのですが、川原さんはその後、驚くべき行動に打って出ます。

なんと、小倉さんが所有する軽自動車に気絶した彼女を載せると、そのまま近所空き地へ移動。そして、車内や社外に灯油を浴びせた後、そこへ火を放ったのです。

灯油まみれの車は一気に燃え上がり、車内にいた小倉さんは生きたまま焼かれ死亡したのです。
それを見届けた川原氏は、そのまま自宅に戻り、ワープロを使って小倉さんの遺書を偽造、それを持って、再び現場に戻ったのです。

偽装の失敗

現場に舞い戻った川原氏は、現場検証を行っている警察官に対して『もしかして、別れた妻ですか?』といって話しかけ、自宅にこんな物があったとして自作した遺書を手渡しました。

これが元となり、当初小倉さんの焼死は自殺として処理されかけましたが、小倉さんの両親が『娘は自殺などするわけがない!』と相談した事をきっかけに捜査方針が転向。

今度は遺書を持ってきた小倉さんに疑いの目が掛る事となり、警察が再度小倉さんに事情を聞くと、小倉さんは大人しく自供。自分は犯人であることを認めたのです。

その後、2003年に行われた公判の結果、川原氏には懲役15年が言い渡されました。

まとめ

今回の事件の重要な点は、川原氏と小倉さんの間はすでに婚姻関係には無く、小倉さんが多くの異性と関係を持つ事にはなんら違法性が無い事です。

つまり、これは完璧に川原さんの行き過ぎた思いこみであった訳ですが、川原さんは離婚した後も、小倉さんを妻であると考えていたせいで、『妻が不倫をしている』という考えを以前から持ち続けたままだったのです。

しかし、男女の関係とは、法律や書類などで完璧に清算できるほど甘くはありません。

例え別れた妻や夫であっても、どちらか一方が未だに愛して居る事もありますし、復縁をせまってとんでもない犯行に及ぶ事もあります。

もしも、男女の関係を甘く見て居る人がいるのであれば、今すぐ考えを正しておかないと、この事件の様な救いの無い結果が訪れるかもしれません。