元探偵が解説する「調査料金を節約しながら成功させる３つの方法」

夫が浮気をしているから、探偵社に頼んで証拠を集めたい！
と考えても、浮気調査の相場をみてびっくりして、依頼を諦めてしまう人も多いでしょう。

しかし、相場は相場、貴方は貴方。決して相場通りの金額でなければ貴方の調査が行えない訳ではありません。

では、いったいどんな方法を取れば、調査料金を押さえながら結果を出せるのか？
今回は元探偵として業界の裏ワザをご紹介します。

節約その１『予算内でどの程度の調査が出来るか尋ねる』

現在探偵業界では、浮気調査などの尾行をメインとした調査は時間制のパック料金を採用している所が殆どです。

この料金体系は人一目で時間毎にかかるお金が解るので依頼者側に親切なシステムですが、正確な結果を得るために掛る時間は、依頼者の持つ情報量＋探偵社の調査力でしか計算できません。

そこで、まずは此方の予算を探偵社に伝え、その範囲内でどれほどの調査が出来るが訪ねてみましょう。

もしも予算内でも結果が出せそうならばそのままでも良いですが、結果が出そうもなければ、その分を補うにはさらにお金を払うか、短期間で結果を得られるだけの情報を探偵社に渡す必要があります。

節約その２『出来る調査は自分で行う』

探偵社に渡す情報を増やすためには、そのための調査を自分で行うしかありません。
ただし、この時に絶対に調査を行う予定の人物（配偶者）に、探偵社に頼む予定があることを悟られてはいけません。

そのため、リスキーな素人尾行や張り込みなどは出来るだけ避け、相手の予定を聞きすぎたり、疑っている事がばれるような真似はしてはいけません。

そこでお勧めなのが、小型のGPS機能を利用した簡易発信機です。

これは車を普段から使用している人物にしか使用できませんが、もしもそうであれば、小型GPS発信機を車に設置し、その行動を1週間～数週間に渡って記録してみましょう。

使用する発信機は探偵社が使うような専門的なものでなくても構いません。1万程度で売られているGPSロガーや、スマートフォンのGPS機能を使用しても良いでしょう。

また、GPSを使用できなくとも、

・毎日何時に帰って来たのか？
・帰って来た後の様子はどうだったのか？
・不審な出来事は無かったか？

などを日々メモしていく事で、不審な行動をしている日がわかるかもしれません。

節約その３『探偵社との連絡を密に取り合う』

浮気をする日時などの情報が手に入り、予算内でなんとか結果が出そうな調査が行えるのならば、あとは探偵社におまかせ──という訳にはいきません。

その日の調査をより円滑に進め、少ない予算でも成功率を上げる努力をしなければ、せっかく絞り出したお金も水の泡と消えてしまうかもしれないのです。

そこで、調査日前日や、調査当日などは出来る限り相談員と連絡を取り合い、探偵社が円滑に調査を行える手助けをしましょう。

例えば、家を出る前の服装、今日の予定、調査対象者から伝えられた今日の予定などを逐一報告する事で調査員も相手の行動を読みやすくなるため、アクシデントによって失尾をしたとしても、先回りによって再び相手を捉えて尾行を開始する事ができます。

ただ、この時も相談員と連絡を取り合っている事を調査対象者に気が付かれてはいけません。電話などは控え、出来るだけメールを使ってやりとりをしましょう。

まとめ

探偵社への依頼は高額なため、そのための予算を用意するのも苦労する依頼者の方は多いです。

しかし、例え予算が少なくても諦める事はありません。工夫次第で臨んだ結果が出る事もありますし、予算の相談には探偵社も慣れているので、依頼者の予算に合わせた調査プランをきっと容易してくれるはずです。

ただ、あまりに予算が少なすぎると結果を出せない可能性がありますので、必ず結果を出したいひとは、それなりの予算を掛けた方が損が少ないと言えます。