なぜこんなに?広島県で所在不明老人が多発? - 2015.05.17(日)
日本でも近年多く取り上げられる事のある所在不明者問題ですが、その問題でも大きく取り上げられたのが広島県の所在不明老人です。
7463人の所在不明老人
なんと、2012年の調査で発覚した広島県で所在不明の高齢者は『7463人』というもの。
この数は中国地方では断トツのナンバーワンで、全国的に見てもかなり上位に入っています。
しかし、これだけの数の人間全てが行方不明になり、生死が確認できなくなった訳ではありません。
所在不明老人問題とは?
所在不明老人とは、戸籍や住民台帳上では生存していながら、その所在はもとより、生死の確認が出来ていない高齢者のことを指します。
子の問題が浮上したのは、2010年、東京都の足立区に住む111歳の老人が白骨化した状態で発見された事件でした。
これを機に100歳以上の高齢者を中心にその所在を再確認した所、すでに死亡していながら、戸籍上は生存している3万人近くの高齢者が発見される事となったのです。
最高齢は164歳?
広島での所在不明老人問題が露見した際、最高齢の女性として話題になった女性高齢者が居ます。
その女性は戸籍上、なんと164歳!
この女性は1848年生まれ。
なんとこれはあの板垣退助や、徳川慶喜と同い年とのこと。
ということは、もしも本当に生きていたとしたら江戸時代に生まれ、幕末の動乱の生き証人となるというとんでもない人物になってしまうのです。
なぜ広島?
では、なぜこれほどの数の所在不明老人が広島に現れたのでしょうか?
1.戸籍の電子化が行われていなかった
実は法務省が2010年に所在不明老人問題を解決するため全国調査したのですが、その頃にはまだ広島は戸籍を電算化していなかったのです。
2.戸籍管理のずさんさ
戸籍の電子化が進んでいなかったのと同様に、広島県の戸籍管理のずさんさも問題の原因といえるでしょう。
高齢者問題も戸籍データの見直しで発見されたようなものですからね。
なぜ所在不明老人は増えたのか?
・年金の不正受給目当て
日本の戸籍法では、死亡届がなされた後ではないと、戸籍の抹消が行われない事になっています。
しかも死亡届は自動的に出されるものではなく、故人の家族が提出することになっているので、死亡届さえ出さなければ、戸籍上は生きている事になってしまうのです。
これを利用して、実際には死亡しているにも関わらず、年金などを不正受給する目的であえて死亡届を出さないケースが大変多いといいます。
・行政側の手違い
書類の行き違いや管理ミスによって、出されたはずの死亡届が受理されておらず、戸籍が抹消されなかったケースも相当数あったと言われます。
また、各自治体の福祉担当者が高齢者の所在が確認出来ない事を知っていたのにも関わらず、その事実を住民台帳担当者に伝えていなかった事もあったそうです。
・孤独死
所在不明老人問題と孤独死問題は決して無関係ではありません。
例えば、一人の老人が自宅で死亡したとしても、その事実が誰にも知られていなければ、自動的に年金を受給し、それが振り込まれた通帳から各ライフラインへの支払いが行われ続け、半永久的に生活可能な状況が続いていくので、老人の死に気が付き、その死亡届を出す人間は現れない事になってしまいます。
その後
広島県ではその後、所在不明老人の追跡調査を行っており、所在不明者問題の解決にあたっているそうですが、それでも広島県内でいまだ所在が確認できない老人は数千人規模で存在しているとも言われます。
まとめ
所在不明老人問題の問題は、日本の貧困や、高齢者社会と密接に結びついた問題といえます。
こうした問題を解決し、よりより社会にするためには何をしたら良いのかを考えていく必要がありますね。
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