各国の離婚裁判事情 - 2016.01.03(日)
日本における離婚というものは、協議離婚、調停離婚をへた初めて離婚裁判を行うという調停前置主義のもとに行われます。
人によってはなぜこんなに面倒な手続きが必要なのかとつい首をひねりたくなる事もあるでしょう。
しかし、実はこれでもまだまともとな方で、世界にはあまり驚くべき離婚のしかたが存在しているのです。
離婚大国アメリカの場合
結婚をした夫婦のうち、およそ2組に1組が離婚をしていると言われる離婚大国アメリカ。
個人主義、自由主義の権化のような国であるだけに、夫婦間の間でも個人主義や自由主義を押し通してしまうのか、なかなか結婚生活が長く続く人はいないみたいです。
また、離婚大国アメリカでは驚くほど離婚裁判が繰り返されているのですが、なんとアメリカでは調停制度が存在せず、はじめから離婚裁判を行う必要があるそうなのです。
そのため、アメリカで離婚をする夫婦が裁判を経験するのはほぼ100パーセントとなっており、それにともなって離婚を専門に扱う弁護士の数も世界最多となっています。
アメリカに調停制度が存在しないのにはキリスト教の影響が強いと言われています。
例えば結婚の時に、キリスト教の信者でなくとも教会で結婚式をあげた人なら、神父さまが神様に宣誓を行うところを目にしたはずです。
これは本来、結婚というものが神のおぼしめしであり、神の目の前で契約を行うという大変神聖な儀式であることを指示しており、この契約を破棄し、離婚を行うということは、神の権威を貶める行為と考えられていたためです。
つまり、協議のうえ離婚ができるといった事はまずありえず、裁判によってその婚約が誤りであったことを証明しなければ容易に離婚が出来なかった名残なのです。
イスラム教圏の場合
イスラム教圏には驚くべき離婚方法が存在します。
それは、『夫がタラークと三回唱えれば離婚が出来る』というもの。
凄いですね、まさか呪文を唱えるだけで離婚が出来るなんて驚くべき内容です。
ちなみにこのタラークを妻が唱えたとしても離婚はできません。
この辺りはさすがに男尊女卑社会のイスラム圏といった感じで、この法律に関してはかなりの批判もあるようです。
しかし、実際にはただ単純に『タラーク、タラーク、タラーク』と三回唱えるだけで離婚が出来るわけではないようです。
タラーク唱えてから2回目までは撤回できたり、1度唱えてから数カ月間の冷却期間を得たのち、2回目、3回目と同様にある程度の期間を経てから唱える事で離婚が成立するのが一般的です。
ただ、一部の地域ではタラークをその場で3回唱えれば即座に離婚が行えるとしているエリアも存在するのだそうです。
イタリアの場合
世界でも名高い色恋の国として有名なイタリアですが、そんな人間ばかりが住んでいるせいか、イタリアではどんなに早くても最低3年は離婚に要するという法律が存在します。
この離婚法では、離婚の前にまず別居の申請を行い、夫婦が別々に住みます。
この間はすでに婚姻関係が壊れているとみなされるため、別に恋人を作っても良いのだとか。
そして別居から三年が経つと、ようやく離婚の申し出を行う事が出来る仕組みになっています。
ただ、これでもイタリアはまだましになったほうで、離婚法が制定されるまでは、一切の離婚が認められない国だったそうです。
日本の離婚法は良心的
日本の離婚法は世界的にも類を見ないほど良心的で、自由恋愛意思に基づいています。
こうした制度があるのですから、離婚ができないとぼやくのは贅沢かもしれませんね。
きちんと証拠を集め、調停や裁判に挑みましょう。
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