わずか１分の行方不明？謎の失踪死亡事件とは

長野県松本市で、たった１分の間に子供が行方不明になるという奇妙な失踪事件がおきました。

さらに、失踪した児童はその後、線路で轢死体として発見されるなど、かなり異様な結末で幕が引かれました。
今回はこの事件の詳細について詳しく触れていきたいと思います。

長野県小学一年生失踪事件

この日、長野県松本市に住む小学一年生の曹海想君（７才）は、父親と、その他の兄弟と一緒に近くのアルプス公園に遊びにきていました。

この日は休日ということもあり、公園は多くの子供たちで溢れていました。
この公園はかなり広く、多くの遊具施設もある事から、近所では人気の遊び場。多くの子供達同様、その日の曹海くんは兄弟達と一緒に元気に遊びまわっていました。

たった一分の失踪

しかし、その後滑り台付近で遊んでいる曹海くんの姿を見たのを最後に、忽然とその姿が消えてしまいます。

親の証言によれば、曹海くんから目を離したのは、たった一分程度とのこと。他の兄弟達も同様に目を離していたようです。
その一分の間に、曹海くんの姿は公園の中から姿を消してしまいました。

その後、直ぐに両親が警察に届け出ると、警察、消防を含めた捜索活動が開始されました。
この捜索活動はかなり大規模なもので、およそ2000名からなる捜索隊員達をはじめ、ヘリコプターによる上空からの捜索も行われたといいます。

発見、しかし・・・

失踪から2日後、、公園の真横を通っていたＪＲ篠ノ井線の線路上に何かがあると警察に通報が入りました。

その結果、現場を確認した警察官により、線路上に子どものものと思われる轢死体が発見され、この遺体が曹海くんであること確認されてしまったのです。

発表によれば、この線路は曹海くんが失踪したアルプス公園から遊歩道によって向かう事ができました。

また、この線路の周りには柵などが設置されていないため、誰でも中に入れる状況だったされています。また、遺体の損傷具合から、列車にはねられたものとして見ているようです。

たった一分の失踪？

目を離した一瞬の間に失踪するなんて事が本当にありえるのか？

なんて思う人も多いかもしれませんが、こうした出来ごとは日本ではめずらしいだけで、海外の例を見れば、その殆どが、公園やショッピングモール、遊園地などで一瞬目をはなした隙に行われるケースが大変多いです。

特に誘拐大国アメリカでは、ショッピングモールで親が目を離した隙に子供が拉致されるケースが相次いでおり、子供が迷子になると店舗の出入り口が全て封鎖される程です。

曹海くんは事故死だったのか？

曹海くんが遺体で発見された後、継続して情報が流されなかった事から、事故死である可能性が高いように思われます。

ですが、事故死であったとしても疑問点が多く残るところです。
まず、公園から600メートルも離れた線路の上に一人で向かう理由ははっきりとはしていません。

また、曹海くんが行方不明当日に列車に跳ねられていたとしたら、運転手がそれに気がつかないというのも不自然かもしれません。

まとめ

ほんの一瞬のうちに子供が行方不明になるのは、まるで神隠しのように思われるかもしれませんが、元来、子供の失踪事件の大半がほんの一瞬のうちに起きています。

また、その多くは失踪ではなく誘拐、もしくは殺人事件に発展する拉致である事が殆どであり、欧米では幼児の誘拐を専門とした犯罪組織があるぐらいです。

そうした犯罪を含めた、まるで予期しない唐突な失踪事件から我が子を守るために出来ることは何でしょうか？

平和で安全な日本では、そうした問題意識を持つ事も少ないかもしれませんが、曹海くんの事件から我々が学ぶべきことは、思ったよりも大きいのかもしれません。