探偵社はアルバイトを雇っているって本当？

『アルバイト探偵』という言葉をご存知でしょうか？
この言葉は、一般の人からすればミステリーを代表としたフィクションのタイトルとして一度は見た事があるかもしれません。

しかし、業界内でこの言葉は、あまり信用のおけない探偵、もしくは調査能力の無い探偵社として見られやすいため、アルバイトを雇っている事を公にしない探偵社も多いのです。

しかし、普通の人が考える以上にアルバイト探偵への募集は多く、かなり多くの事務所がアルバイト探偵を雇っていいます。

では、アルバイト探偵とは一体どんなものなのか？
今回は探偵のアルバイトについて詳しく説明していきたいと思います。

アルバイト探偵とは？

アルバイト探偵とは、文字通り時給制で働く探偵の事であり、その殆どが学生、もしくは主婦や他に仕事を持っている人間ばかりです。

基本的に、アルバイト探偵は現場で使われる事が多く、なかには業務内容が正規の調査員とあまり変わらないという人もいますが、大半の場合は正規の調査員の補助役として仕事をしている人が殆どです。

アルバイトとしての探偵の魅力

アルバイトとして探偵を選ぶ人は大変多く、一度募集を出すと、希望者が現れないという話は聞いたことがありません。

特に主婦や学生の応募者が大変多いようで、応募理由の殆どが『非日常的な世界に興味がわいた』『面白そうだから』『あたりまえのバイトはしたくない』など、かなり好奇心が強い人ばかりが集まるようです。

また、基本的は運転免許さえ持っていればだれでも応募できる門戸の広さも魅力の一つかもしれません。

アルバイトの業務内容ー常勤と非常勤の2タイプがあるー

これを読んで『私も探偵のアルバイトをやってみたい!』と考えはじめた人もいるでしょうから、ここからはそんな人のために、探偵のアルバイト業務について詳しく解説していこうと思います。

探偵社に雇われるアルバイトには、常に会社につめる常勤型と、調査が入った時の働くことができる非常勤の2タイプが存在します。

常勤タイプの場合、会社での雑用までも含めた業務となるので、朝10時から夕方5時ほどまでの仕事をこなすことになりますが、その間に調査が入れば現場に連れていってもらえる事もあります。

ただ、探偵社の調査は大抵夕方から真夜中、もしくは早朝から昼までというのがお決まりなので、場合によっては24時間労働を強いられる事もあるかもしれません。

一方、非常勤の場合は、現場が入った時に探偵社から電話が入り『今日現場なんだけど出れる？』と尋ねられ、予定が空いていれば現場に入ることになるでしょう。

そのため、時間的余裕があまりない学生や主婦の場合は、非常勤型のアルバイト探偵のほうが働きやすいでしょう。

また、がっつり稼ぎたい、もしくはアルバイトを経験してから探偵になりたいというやる気のある人なら、働きながら探偵業を学べる常勤型のアルバイトが向いているかもしれません。

アルバイトをするときに注意点

探偵業のアルバイトをするとき、最も注意しなければならないのは、アルバイトの範疇を超えるような注文をされた場合です。

例えば、アルバイトであるにも関わらず、たった一人で本格的な尾行を行う様に指示された場合は絶対に断ってください。
これはアルバイト側が危険な状況に陥らないために絶対に必要ですし、働いている探偵社側に迷惑を掛けないためにも絶対に必要な事です。

このような注文を受けて、ついやる気をだして尾行を行い、調査を失敗してしまう人が大変多く、そのような働かせ方をしている探偵社側にも大きな問題があるので、アルバイトを行うときにはこの点をしっかりと守るようにしましょう。