もしも浮気相手が逆ギレしたら？

もしも貴方が浮気の証拠を手に入れた場合、その後浮気相手に浮気の事実を認めさせたいと考えるかもしれません。

それは当然です。
浮気をしたのが自分の配偶者であっても、配偶者が既婚者であることを知って浮気をしていた浮気相手も同罪かもしれないのですから。

しかし、もしも浮気の事実を突きつけたとしても、その浮気の事実を確認した場合、その浮気の事実を認めないどころか、逆に開き直られてしまい、こちらを攻撃してくるかもしれません。

では、そんな時どんな方法で対処すれば良いでしょうか？

浮気相手に逆切れされた時の対処法

浮気相手に逆ギレされてしまった時、けっして口論につきあってはいけません。

逆切れをした相手が考えているのは、ただひたすらにこちらを言い負かしたいという気持ちですが、その気持ちの原動力となっているのは、自分の身の安全を確保したいという気持ちから出てくる防衛本能なのです。

つまり、逆切れをしている最中の浮気相手の心境というのはその言動とは裏腹に、ひどい恐怖心やこの事態からなんとか抜けしたいという不安や焦りが隠れています。

このような状況を説明する時、人はよく『窮鼠（きゅうそ）猫をかむ』と表現します。

追いつめられた生き物は何をするか解らないという意味で使われるこの言葉は、一方猫からの視点でネズミを見れば、油断さえしなければネズミを捉えられる状況であり、こちらに噛みついてくる可能性さえ最初から予測していれば、無事獲物を捉える事を意味しています。

つまり、この記述を呼んでいる貴方は、すでにネズミに噛みつかれる事をきちんと予想し、その対処法を考えている猫ということです。

ただ、ひとつだけ勘違いしてはならないのは、猫はこちらで、ネズミはあちらということ。門に恐怖心にかられ、猫とネズミの立場を誤ってしまえば、相手にみすみす退路を与えてしまうだけなのです。

浮気相手の追いつめ方

浮気相手を追いつめる時に重要なのは、いきなり相手宅に乗り込んで話を付けようとせず、まずは段階をふみながら交渉を行うことです。

そして、ここが最も重要なのですが、最終的な問題解決はかならず金銭で行うようにしてください。

浮気相手に謝罪を求めても無意味です。謝ることならその場限りで誰でも出来ますし、浮気問題というのは謝罪程度で問題が解決するものではありません。

また、浮気相手を暴力によって解決するのもおすすめできません。傷害沙汰となってこちらが不利な立場になれば、その隙をついて浮気相手は現状からの脱出を図るでしょう。

そこで、浮気相手にはまずはじめから慰謝料の請求をおすすめします。

金銭での問題解決は民事紛争における最終和解案ですが、こと浮気問題においては初めから慰謝料を請求したほうが効率的ですし、後のトラブルもありません。

浮気相手に誠心誠意謝罪してもらいたいという依頼者もいますが、本音をいえばそれは無意味です。

浮気という反社会的な行為を平気で行うような相手が誠心誠意謝罪をすることなどまずありえませんし、そのような優れた人間性を持っていれば、浮気をしている最中に自らその行為を止めているでしょう。

慰謝料請求を行うためには

慰謝料の請求を行うことは自分でも出来ますが、金銭的に余裕があるならば行政書士に依頼して書類を作成してもらい、相手方に内容証明郵便で郵送するのが最も確実です。

また、短期間で成果をあげたいのであれば、弁護士に依頼をして示談交渉を行うのも良いでしょう。

とにかく、浮気相手に謝罪を求めても無駄ですし、臨んだ結果はまず得られません。

また、お金を払うぐらいなら謝ったほうがましだと考える人間も多いのですから、そんな人間をこらしめるためには、はじめから慰謝料請求を念頭に置いて行動したほうが良いでしょう。