浮気に対する浮気？リベンジ浮気をしてはいけない理由まとめ

浮気とは、異性関係の中でも最もやってはいけない事だとも言われていますが、その中でも、浮気された事に対する復讐として行う浮気の事を『リベンジ浮気』と言うそうです。

じつは世間には意外とこのリベンジ浮気をする人が多くいらっしゃるようで、対象者が浮気をしていたら、依頼者も実は浮気をしていて探偵に尾行されていたなんて話は良く聞きます。

というわけで、今回はなぜ人が復讐で浮気をしてしまうのかについて詳しく見て行く事にしましょう。

報復は人間の本能？

浮気にたいして浮気で報復する事は、別に男女間のトラブルに限った話ではありません。

人は古来より、『目には目を、歯には歯を』というぐらい、自分や自分が大切にしているものにたいして不当な損害を受けた場合、それに対して報復行動を取るようなシステムが備わっています。

行動心理学者でもある越中氏は、このような行動は幼児期からすでに備わっているとして、幼稚園児達の行動を観察した所、ある幼稚園児が他の幼稚園児におもちゃを急に取り上げられた際には、それを取り戻そうと過剰な攻撃を加える事が良く見られる事を発見しました。

また、報復行動以外にも、他の園児がかわりに玩具を取り返すという制裁的行動も多くいられたとの事です。

さらに、人形を勝手に取り上げる事に対してまったく寛容でない子供達も、それに対する行き過ぎた報復や制裁的行動には異を唱えない事が多くあり、人間はだれしも幼少の頃から『復讐』を正当化してしまう本能が備わっているとされています。

復讐で浮気をして得られるもの

アメリカの心理学博士であるオールド氏によれば、復讐行為によって満足感を得られる人間はいないものの、一時的な安らぎを人に与える可能性がある事を指摘します。

同氏は、決して復讐を推奨している訳ではありませんが、復讐をすることによって、結局は相手の気持ちを理解する事につながる可能性もあるとのこと。

ただ、それもやはり程度によりますし、浮気に浮気を返した所で、結局は自分も相手と同じように醜い姿になった事に気が付いてしまうだけなのかもしれません。

復讐で浮気をする事は、トラブルの拡大につながる

復讐で浮気をすることで、問題の修復の可能性は極端に下がってしまいます。

特に、同様の行為で相手に復讐してしまう事は、結局は互いに相手への憎しみを募らせていく事になりますし、最悪の場合、リベンジに対するカウンターリベンジが発生して、延々と終わらない負の連鎖を生みだす事になりかねません。

こうなれば、もはや男女間の破局は必至。別れた後もお互いに罵り合う様な関係になってしまうことは、アメリカとイラクの関係に非常に似ているような気もしますね。

復讐心は愛と知るべき

相手に浮気をされて傷つき、そして同じ行動で復讐をしようと思った貴方は、結局のところ、自分が相手の事を愛している事と同時に、相手もまた、自分の事を愛している事に気が付いているはずです。

つまり、互いに愛し合っていながら、復讐によってどんどんと二人の距離は遠ざかっていってしまうのです。

もしも復讐をするならば、相手と同じような誤った行動だけはしてはなりません。真正面から、はっきりと浮気を問いただし、二度とこのような真似をしない事を誓わせてください。

人として誤った道に進んだパートナーを、正しい道に戻してあげてください。そうすれば、再び二人の関係は修復し、貴方の気持ちもすっきりとするでしょう。

ただ、それでも相手が言い逃れたり、何度も浮気を繰り返すようであれば、もうその相手に対して愛情を注ぐ必要もないでしょう。
なんでも許してしまっては、相手は貴方の愛情をどんどんとはき違えます。

ただ、この場合も復讐心で浮気だけはしてはいけません。
その後有利を解れるためには、自分の行動に正当性を失ってはならない事を肝に銘じておいてください。