探偵が目撃！本当にあった浮気の修羅場とは

浮気調査も長くやっていると、色々な修羅場を目撃する事になります。

特に調査中にその場面に出くわすと、思わず「ドキっ」としてしまうもので、このあと、この調査はどうなってしまうのか・・・と、一時の不安に駆られる事もしばしば(笑)

というわけで、今回は実際にあった浮気調査の修羅場話をご紹介です。

Ａさんの場合

それは浮気調査も終盤にかかった頃。
対象者の男性が浮気相手のアパートに入って、すでに数時間が経っていました。

しかし、その時突然電話が。相手はこの案件の探偵営業マン。

営業「もしもし、ちょっと今、依頼者がそっちに向かってるようで…」
自分「え・・・ちょっと、それマズイでしょう」

どうやら、経過報告を受けた営業マンが浮気現場の住所を依頼者に教えてしまった結果、逆上した依頼者が現場に乗り込むようになったのです。

こうなったら誰も止められる人間は居ません。
一応、最悪の事態に備えて依頼者らしき人物が現れるまでその場で待機していると、やがて建物のまわりをウロウロとする怪しい女性が・・・・

自分「あれ、依頼者ですね」
同僚「だよな・・・」

そんなやり取りをしている最中、やはり女性は依頼者だったらしく、夫が居る浮気相手のアパートの階段を上り、目的の部屋へ。

扉の前に立つと、すぐさまインターフォンが押され、何事かをやりとりした後、部屋の中へと入っていきました。

そして数時間後、依頼人だけが部屋から出てくると、そのあとを追いかけるように対象者が出てきてました。

多分、慰謝料だのなんだの、きつい話をされたんでしょうね。必死に依頼者の後を追いかけ、依頼者に何かを訴えているのですが、依頼者のほうは完全に無視。付近に止めてあった車に乗ると、そのまま何処かへ行ってしまいました。

その後、依頼者は対離婚はしなかったようですが、浮気相手から慰謝料はしっかり貰い、旦那には相当厳しいお仕置きをされたようです。

Ｂさんの場合

前日に浮気の事実が発覚した旦那の確認調査の為、その日も依頼者の自宅から張り込みを開始したのですが、玄関の扉がいきなり開いて、依頼者が急に外へ飛び出して行きました。

さらに、そのあとを追って今度が夫が玄関を飛び出し、そこから壮絶な追いかけっこが始まったのです。

ちなみに二人とも、上下スェットにサンダルという出で立ち。多分、浮気の件で口論があったのでしょうが、それにしても奥さんの足が速い(笑)
夫も必死に妻の後を追いかけるのですが、一向に距離が縮まる気配がありません。

一応、現場にいた調査員も二人の後を追い、最悪の事態にならないよう見守る事に。まさか依頼者も、自分が雇った探偵に後を追われる事になるとは思わなかったでしょうね・・・・

それから3時間後、依頼者も疲れたのか、ようやく旦那さんの手によって捕まえられ、町中を走り回る大人の追いかけっこが終了しました。

この時、依頼者の安全を確保するため、後ろを走って追いかけた調査員も体力の限界(笑)
翌日は酷い筋肉痛に襲われたようです。

まとめ

みなさんいかがでしたか？
浮気現場に修羅場はつきものですが、このおはなしぐらいのレベルなら可愛いものかもしれません。

やはり、現場でこうした場面に出くわすと、常に最悪の事態である「痴情のもつれ」による「なんらかの事件」になることを恐れます。
そのため、調査員は現場に待機し、大きな物音や、取っ組み合いになっている様子が確認されればすぐさま介入し、事態の鎮静化を図ることもあります。

ですが、やはり願わくば冷静に事をすすめてもらいたいもの。
そのほうが、依頼者にとってはのちのち有利な条件に運べるので、無茶な修羅場だけは避けて頂きたいものです。