浮気相手を訴えたい！！-証拠のつくり方-

探偵業者に依頼する調査として多いのは、やはり「浮気調査」です。
調査の結果、もし浮気をしているようであれば、浮気相手を訴えてやりたい！と思う方も多いかと思います。
そこで、今回は「浮気相手を訴えるための浮気の証拠」について考えます。

プロの調査結果はやはり大きな「武器」になる！

探偵業者に調査をしてもらった結果、浮気をしている場面が撮影できれば、それはやはり有力な証拠となります。

ちなみに、この場合の「浮気している場面」というのは、「ラブホテルに出入りしている場面」が望ましいといわれています。
なぜなら、仮に浮気相手に対し慰謝料を請求する訴訟を起こすことになった場合、訴訟では「浮気の証拠＝肉体関係がある証拠」が必要になるためです。

例えば、浮気相手の家に出入りする場面や、手をつないで歩いている場面などでも、二人がいわゆる「男女の関係」であったであろうことは推測できます。
が、不貞相手から「家に入っただけ、たまたま手をつないだだけで、肉体関係はなかった」と主張されればそれまでであり、肉体関係があったことを示す証拠としては残念ながら今ひとつと判断されてしまいます。

したがって、探偵業者に調査を依頼する場合は、事前に浮気相手との生活サイクルを把握した上で、ラブホテルに行きそうなタイミングを狙って調査してもらうとよいでしょう。

お金をかけなくてもゲットできる証拠もたくさんある！

上記の通り、プロが調査した証拠が有力なのは言うまでもありませんが、必ずしもそれだけしか証拠にならない訳ではなく、次のような証拠を複数組み合わせることで、結果として「男女の関係にあったこと」をより強く推測させる「補強の証拠」とすることができる可能性があります。

①携帯やPCのメール、facebookやTwitter等のSNS上、LINE上でのやりとり

少し前まで、浮気発見のきっかけは「知らない男・女とのメール」が定番でしたが、最近ではSNSやLINEの普及により、浮気相手との連絡ツールは以前より幅広くなっています。

特に最近ではLINEでやりとりをしている人が非常に多く、メールよりも気楽に送信できるせいか、かなり露骨なやりとりをしている様子を証拠として使われることも多いようです。

もし肉体関係を具体的に示すようなやりとりがされていれば有力な証拠となりますが、そうでなかったとしても、浮気相手と頻繁にやりとりしていること自体を一定の証拠とすることができる可能性があります（例：「好きだよ」「会いたい」など親密な内容のやりとりを毎日のように深夜にしている等）。

したがって、可能であればLINEの画面を写真に撮ったりするなど、証拠化できればベストです。

②クレジットカードの利用明細、買い物の領収証

例えば「夫のクレジットカード明細に、自分が全く身に覚えのない女性ブランド店での購入履歴がある」等、疑わしい行動が見られる場合、明細はコピーしておきましょう。もしそこまで明らかな証拠がなかった場合でも、行動履歴を示す証拠として利用できる可能性もあるため、コピーはしておいた方が無難といえます。

日記はつけておいて損はなし！

証拠として意外とあなどれないのが日記です。

浮気相手に慰謝料を請求する訴訟を起こす場合、起こったことを時系列順に並べ、その事実を証拠を使って立証していく、という作業が求められます。「なんか浮気してる気がする」では慰謝料を請求することはできません。

そこで重要になってくるのが日記です。
その日に起こったことを詳述しておけば、例えば上記の「クレジットカード利用明細」に不審な点があった場合、「この日は日記によると夫は仕事に行っているはずなのに、全く別の観光地でカードが使われている！」といった矛盾を示すことができます。

なお、日記を付ける際は証拠能力を高めるために時間を記入することはもちろん、その日食べたもの、買ったもの、外出先など細かい情報もあわせてつけておくことをおすすめします。